内容説明
アキンボのおとうさんは、アフリカの動物保護区パトロール隊の一員です。アキンボは、おとうさんの仕事についてゆき、サバンナにいるゾウたちをながめるのが大すきです。ある日、アキンボは、密猟者に殺された母ゾウと、そばにのこされた赤ちゃんゾウを見て、強いいかりがこみあげてきました。密猟をやめさせるには、どうしたらいいのだろうか、と考えぬいた結果、アキンボは…。アキンボの正義感にもとづいた勇気ある行動と動物を愛するやさしい気持ちは、人の心を強くゆさぶることでしょう。サバンナに生きる動物たちの、息づかいまでが聞こえてきそうな作品です。小学中級から。
著者等紹介
スミス,アレグザンダー・マコール[スミス,アレグザンダーマコール][Smith,Alexander McCall]
アフリカ南部ジンバブエ生まれのイギリス人。法学者。小説家。イギリスの大学やアフリカのボツワナ大学で教えるほか、ユネスコでも活動する。子どもの本だけでなく、おとな向けの本も多数発表し、人気をえている。現在、イギリスのエジンバラ在住
もりうちすみこ[モリウチスミコ]
福岡県に生まれる。訳書『ホリス・ウッズの絵』(さ・え・ら書房)が、第52回産経児童出版文化賞に、訳書『真実の裏側』(めるくまーる)が、第50回同賞・推薦図書に選ばれる
広野多珂子[ヒロノタカコ]
愛知県に生まれる。スペインのシンクロ・デ・ベージャス・アルテスに学ぶ。画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。