出版社内容情報
「しーん、もこもこ、にょきにょき」とふくれあがったものは、みるまに大きくなってパチンとはじけた。詩人と異色の画家がおりなす不思議でおかしな世界の絵本。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
200
この本って、もこもこもこ、かと思ったら、もこ もこもこ、なのですね。その一瞬の空白、しーん。静寂があるから躍動感が生まれてくる。谷川俊太郎さんご自身の朗読を拝見して、言葉はこうやって楽しむのかと教えてもらいました。大人になって絵本を読み始めて記念すべき500冊目になりました。この世界に絵本があってよかった、改めてそう思えた一冊です。にょき にょきにょき。ぷうっ ぎらぎら ぱちん。これだけでも楽しめます。そしてまた訪れる静寂、しーん。その先に何が生まれるか、それは読者に託されているのかな。ぱくっ、もぐもぐ。2024/12/15
らったった
156
なんだか不思議な絵本です。独特な世界観から擬音がまた楽しいです。大きく捉えすぎて生食死を繰り返す命のようにも思えました。やっぱり本は表紙からじゃ何も見えてきません。読んでみないと分からない(*^^*)2013/09/24
♪みどりpiyopiyo♪
123
しーん もこもこ にょき。 これ好きー♪ ■もこもこ とふくれあがったものは、みるまに大きくなってパチンとはじけて、…。 読んでいると、 あれ? お? あー♪ あら。 ってなります( ' ᵕ ' ) (1977年)2017/01/11
mariya926
101
お勧め頂いた本です。日本語では無かったので外国語で借りてきました。読んであげたら、普段はあまり本では笑わないですが「もこ」っていうのが面白いのか、読むたびに笑っていました。ただ後半になると集中力が落ちるのか、意味がわからないのか、笑わなくなりますし本に集中もしなくなります。たんに「もこ」が面白いだけかもしれませんが。また借りてきて読んであげようと思います。1歳8か月2018/02/24
Kawai Hideki
98
しーんとした大地に、もこっと何かが生まれてきて、にょきっと生えた何かを食べ、ぽとりと何かを落とし、落ちた何かがぎらぎら光ってふわりふわりした何かがたくさん生まれる。またしーんとなって、もこっと何かが…という永遠の営みを描いた絵本。2013/11/29