感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
51
不思議な雰囲気の絵本です。ペンキの剥げたブランコ、ギボギボが大好きな女の子。目を閉じてブランコをこぎ出すと、女の子は幻想的な世界へと入り込みます……。詩的な物語。説明を削ぎ落とし、読む人の想像に委ねています。上野紀子さんの叙情的な挿絵が幻想的な雰囲気を盛り上げています。2023/07/02
遠い日
18
鮮やかな夕焼けの色が世界を創り直す。引きこまれたわたしの魂が、そこで見る色と音に呼応する。ひとときのファンタジーを、存分に広げ、深め、かおりが楽しんだ世界の不思議。2016/04/05
Willie the Wildcat
17
大切な場所。夢。目を瞑ってブランコで揺られる。確かに幻想的かもしれない。ブランコの動きに合わせて、まるで虹でも描かれるような・・・。最後の「夕日に佇む少女」の絵が印象的。一方・・・、読後の次男「う~ん、やっぱり”ブランコ飛び”だよね!?」。我が家の楽しみ方は、立ちこぎMAX状態から前方にどこまで跳べるか!を競うのがブランコの”華”。絵本から程遠いやんちゃな読後の会話・・・。(汗)2013/01/12
mntmt
15
メランコリックなファンタジー。上野紀子の絵は、なぜ、こんなに懐かしい感じがするのだろう。2016/05/17
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
『絵本の新世界』 https://bookmeter.com/books/1922993 で紹介されていた本。 ブランコのギボギボに乗って目を瞑ると、夕暮れの不思議な世界。黄昏時とはこういう時間のことなのでしょうか?突然出てくるポカの存在。読み進めるとカ(蚊)だということが分かりますがなんでいきなり?という疑問が。今江祥智さんの解説で、最初のテキストより刈り込まれているそうです。今江さんの解説がないと脈絡が分かりませんでした。2020/12/31