内容説明
あのとき、白い車はなにも見えていないかのように、おかまいなしでとばしてきた。どうしたらいいかわからなくなって、ジュウベエに走りよりかけたとき、ジュウベエがばか力であたしにぶつかってきたんだ…。いま、泣いているひまはない。一分でも早く犯人を見つけて、あやまってもらうんだ。そして、ジュウベエの命が助かるように祈ってくれたら、きっと祈りはつうじる。だって、あたしの心の中に入りこんだ、ジュウベエの心がそう言うんだから…！小学中級から。
著者等紹介
川越文子［カワゴエフミコ］
１９４８年、岡山県に生まれる。１６歳から詩作を始め、４２歳のとき童話作家としてデビュー。現在、日本児童文学者協会会員、日本児童文芸家協会会員。さん、プレアデス、同人
夏目尚吾［ナツメショウゴ］
１９４９年愛知県に生まれる。日本児童出版美術家連盟会員
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