内容説明
1995年1月17日、休日明けの火曜日の朝淡路・神戸を中心に大きな地震がありました。大変な被害があり、多くの人が亡くなり、傷つきました。本書は、その朝まで、おだやかなふつうの生活を送っていた方々にささげたいと思います。ありきたりの休日が、どんなに大切なものだったかわたしたちは思い出すことができます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
48
ある4人家族の日曜日。見返しには阪神淡路大震災について書かれており、この絵本は大震災の前日の日常が描かれたと分かる。当たり前の日常がなんて尊いのだろうと感じる。あの日、私は夜勤のために昼間は仮眠をとり、夜明けに震度6を経験した。2021/06/20
さゆ
35
もうすぐ、あの日から1年になります。この絵本は「阪神淡路大震災」の前日のある家族の日曜日が描かれています。ごく普通の家族の、ありきたりな日曜日の一こま。今日は中学1年生にこの絵本を読みました。直接的には地震のことは何一つ、書かれていません。でも、こういう平凡な日常が、いかにかけがえのないものであるかを、この絵本ほど、伝えることのできるものはないと思っています。中学1年生は解ってくれたかしら。2012/03/08
gtn
28
ここ数日、冷え込みが厳しいので、妻に冬物を出してくれと頼んだのに無視。やむなく自分で押入を探したが見つからない。このように、一日に一度はイラっと来ることがある。この本が教えてくれるのは、些細なことで一喜一憂しながら、日々を過ごすことこそ幸せだということ。2021/10/23
anne@灯れ松明の火
22
ブロ友さんご紹介。隣市図書館で。前書きがなければ、阪神大震災をテーマにした作品だとはわからない。地震に関する描写は何一つない。けれど、ただ普通の日常がどれほどありがたい(まさに有るのが難しい)ことかが伝わってくる。あしたが来るのは当たり前じゃない、本当にありがたいことなんだと。地味めの表紙で、素通りしてしまう人がいるかもしれない。でも、是非手にとってみてほしい。紹介してくれたブロ友さんに感謝!2013/01/19
Naomi
20
「あしたは月曜日」 あしたがくるなら、、。何気ない日常のくだらなさ、大切さを感じます。2021/11/23
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