内容説明
ぼくは、あっと思った。あんなにがみがみ言われても、ニックさんが、大山ばあさんのこと、少しもおこらないのは、アメリカのおばあさんのこと、思い出すからなんだ。顔も体型も、ぜんぜんちがいすぎるけどさ。写真立てをじっと見ながら、ニックさんの心はアメリカの家族のところにとんでいってるみたいだった。ニックさん、ひとりぼっちなんだ。さびしいんだ。ぼくは、ニックさんがよろこびそうなことがないか、一生懸命考えた。小学中級から。
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- 卑弥呼 -真説・邪馬台国伝-(16) …