内容説明
「ぼくたちこん虫の住むところなんて、なくなってしまったじゃないか」「地球はね、人間だけのために、あるんじゃないんだよ。」「信吾くん。いったいどうしてくれるんだ。きみも人間のひとりだろ。少しは責任あるよ。」けんかずきのすずめばちなどは、金色の針をピカピカ光らせながら、信吾におそいかかろうとさえしている。さあ、こまった。いきなりそんなことをいわれたって…。信吾は何も答えることができず、じっと立ったままでいるのがやっとだった。小学中級から。
「ぼくたちこん虫の住むところなんて、なくなってしまったじゃないか」「地球はね、人間だけのために、あるんじゃないんだよ。」「信吾くん。いったいどうしてくれるんだ。きみも人間のひとりだろ。少しは責任あるよ。」けんかずきのすずめばちなどは、金色の針をピカピカ光らせながら、信吾におそいかかろうとさえしている。さあ、こまった。いきなりそんなことをいわれたって…。信吾は何も答えることができず、じっと立ったままでいるのがやっとだった。小学中級から。