内容説明
優子は、父さんの出発の日に、手紙といっしょにおいてあったベストを思いうかべました。おばあちゃんは、父さんについていきたいと思いつめながら編んでいるうちに、頭の中がこんがらかり、父さんの体の寸法もわすれて、大きなベストになってしまったのでしょうか…。(おばあちゃん、ごめんね。)優子は思わず心の中でつぶやきました。福岡にのこりたいと願った自分のせいのような気がしたのです。小学中級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二条ママ
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長女小3。図書館本。独り読み。2019/04/09
kr
0
パパのことが生きがいだったおばあちゃん。 パパが、アメリカに単身赴任してしまってから、 なんだかおかしくなってしまった。 お母さんのことや、のりちゃんのことを忘れたり、 お花屋さんや洋服ダンスに念仏を唱えたり…。 まるで、別の誰かに変身しちゃったみたい。 痴呆を発端として表面化する嫁姑の諍いまで書かれているところはなかなか…と思ったが、 痴呆を「治る病」という印象をもたせるような書き方に引っかかりを感じた。 大抵の場合、おばあちゃんの魔法がとけることは二度とない。 2005/11/22
ゆなた
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★☆☆☆☆同居の祖母がショックを機に認知症になる話。大人目線で読むとモヤモヤしか残らないが、何を伝えたかったのか…2020/09/01
よっちん
0
図書館2018/02/27