内容説明
「リサ、今週はあなたにいろいろお手伝いしてもらえそうね。てきぱきやってくれれば。1階の柱時計が、ぴしっとできるようにしてくれるわ。何時に食事にくればいいか、朝は何時に起きるか、いつお祈りをいうのか、いつベッドに入るか。」そういうと、コウツワース夫人はいそいでいってしまいました。リサは思いました。まるで、おそろしいチクタク時計の魔法にかかっている、お話のおひめさまみたい。おひめさまは、だれかがその魔法をといて、助けにきてくれるまで、いつまでもくるくるおどりつづけなくちゃならないのです。小学校5年生以上。