出版社内容情報
人気の漆作家、初の作品集。新鮮な書も紹介
シンプルで味わい深い漆の器で世界的に知られる人の、初の作品集。人気の椀や大鉢のほか、最新作の鮮やかな重箱、大皿などを紹介。能登の工房で記された初公開の書や随想もとびきりです。
輪島と私
碗から始まる
偉三郎碗現在地
ポタージュとかぶら汁
高台の星
目で触れる漆
藁紋大盆
雨垂れ紋と芽吹き紋
くつろぎの小皿
へぎ板大皿
私と書
アジア漆ロード
ミャンマーの山並みを映す
より端正に、より深々と
色へのこだわり
一器多用
うれしい器
伝統と先端
彼方をめざす
いつも始めの一歩
漆人・角 偉三郎の心気 諸山正則
あとがき
目次
輪島と私
椀から始まる
偉三郎椀現在地
ポタージュとかぶら汁
高台の星
目で触れる漆
藁紋大盆
雨垂れ紋と芽吹き紋
くつろぎの小皿
へぎ板大皿
私と書
アジア漆ロード
ミャンマーの山並みを映す
より端正に、より深々と
色へのこだわり
一器多用
うれしい器
伝統と先端
彼方をめざす
いつも始めの一歩
漆人・角偉三郎の心気(諸山正則)
著者等紹介
角偉三郎[カドイサブロウ]
1940年、石川県輪島市に生まれる。父は輪島塗の下地職人、母は蒔絵の仕事に従事していた。1955年、中学卒業と同時に沈金師・橋本哲四郎氏に師事。輪島ならではの伝統の技術を学ぶ。1962年、第一回日本現代工芸美術展に前衛的な作品「眼」で入選。1964年、日展に「晩鐘」で初入選。以来、入選は一七回に及ぶ。1978年には特選受賞。1983年、すべての公募展から退く。以降、漆と器の可能性や故郷・輪島の職人との協働に深く思いを巡らせ、独自の境地を切り開く。現在、高島屋ほか全国の百貨店、画廊で年間一五回を超える個展開催。ベルリンでの展覧会なども重ね、海外での評価も近年ますます高まっている
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