出版社内容情報
相田みつをの心の書、第4作。遺稿から未発表の作品を探し集め、ろうけつ染め、詩、短歌など貴重な作品を収めた、祈りの著者の遺作集大成!
内容説明
遺稿から未発表の作品を集めて編まれた遺作集大成。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
144
書にはそれを書いた人間のすべてが表れる。己の生きる姿勢を、筆に託して全身で表現する。誰しもが躓き、誰しもが踏み出す。そんなとき、相田みつを氏の言葉が心のどこかから聴こえてくる。…人生にとって最もたいせつな時、それはいつでも、いまです。一歩が大事。どんなに小さくても、いま、ここ、の具体的な一歩が大事。…常に人の幸せを願って生きている人。人のために黙って聞いている人。自然のように心地よく、光の射すあたたかな場所に人は集まります。あなたの声を電話で聞いただけで、その日一日、こころがなごむ。理屈じゃねんだよなあ。2022/01/01
匠
126
大学時代、入院中にお見舞いでいただいた本。一見たどたどしく書かれたような言葉でも、その真髄はとても鋭く。読む時の心の状態によっては、温かく優しく感じたり、厳しく冷たく感じる時もある。そして結局、人間は1人なんだなぁと思い知らされながら、その1人1人がどこかで繋がりあってるのだなと思えた当時、 「いのち アノネ にんげんは あすのいのちの 保證された者は 一人もいないんだよ」って言葉が支えだった。 2013/11/05
赤い肉球
24
久し振りに相田みつをを手にした。しあわせだと思って居る人と、不幸だ不幸だと思って居る人。同じ境遇ならば、しあわせだと思って毎日を送って居る方がいいに決まってる。上を見たらきりがない。相田みつをの言葉は、落ち込んでいる時に元気を貰える!何気ない言葉だけど、色んな事を気づかせてくれる。また御世話になろう。愛しい人の声が聴きたくなってきた。2016/07/17
双海(ふたみ)
8
「あのね/自分にとって/一番大切なものは/自分のいのちなんだよ/だから/すべての他人の/いのちが/みんな大切なんだよ」2018/07/21
aoko
4
人としてこうありたい、と思うことが簡潔に、でも心にじんわりと染み込むように書かれている。時々相田さんも「でも自分にもできなてないんだよねえ」と書いていて、ちょっとほっとする部分もある。2023/08/10
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