出版社内容情報
遺作集。「雨の日には雨の中を 風の日には風の中を」が著者の生きる上でのテーマ。やり直しがきかない人生を勇気づけてくれる、心の書。
内容説明
待望の、相田みつを遺作集。やり直しがきかない人生を勇気づけてくれる、心の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
73
「いいですか/どんな大事なものでもね/荷物はみんな捨てて下さいよ/自分のからだも捨てるんですからね」◆自分の身体ですら捨てる覚悟で、真実を見つめようとする作者の研ぎ澄まされた感覚の鋭さが伝わってきました。しかし、生身の身体はそう簡単には捨てられません。「うそをいうと/あの世に行ってから/閻魔さまに/舌を抜かれる/といわれる/わたしは何枚の舌を持ってゆけば/いいのか」みつをさんだって、にんげんだもの。ところで、私は何枚必要かな。2021/05/03
赤い肉球
13
にんげんだもの、に続いて手にする。昔より伝えられる諺を現代語訳したような言葉がある。無意識に、うんうんと頷いている。何度ページを捲っても、新鮮な気持ちになれる。2014/08/10
双海(ふたみ)
10
「アノネ/にんげんはねえ/自分の意志で/この世に生まれて/きたわけじゃねんだな/だからね/自分の意志で/勝手に死んでは/いけねんだよ」2018/07/21
comet
7
さらりと読めて、心にとけこんできた。透明ないのち。自分が納得するか、たしかに本当に大事だなあ。それに苦しめられも、楽しまされもする。2019/11/10
Tatsuhito Matsuzaki
6
#相田みつを さんの作品をご子息の #相田一人 さんとDCブランド #バツ❎ の創業者でプロデューサー兼デザイナーの #松本瑠樹 さんらが編集。 25年以上前の作品集ですが、何故か時折読みたくなる愛読書です。2019/12/22