内容説明
「ラプンツェル、ラプンツェル、おまえの金色の髪をおろしておくれ!」。美しい娘のラプンツェルは、高い高い塔のなかに閉じこめられました。訪ねてくるのは、森の小鳥たちと、ラプンツェルをそこに閉じこめた魔女だけです。あるときラプンツェルが小鳥たちに歌を歌っていると、ハンサムな王子が馬に乗って通りかかりました。王子は、その愛らしい声に魅せられ、たちまち、ラプンツェルに恋してしまったのでした…。真実の愛は、ラプンツェルの人生を変えられるでしょうか?グリムの古典的な物語を、サラ・ギブのおしゃれで優美な絵が、生き生きと語りあげます。
著者等紹介
ギブ,サラ[ギブ,サラ][Gibb,Sarah]
ブライトン大学卒業後、ロンドンのセントマーチンズでグラフィック・デザインの名誉学士の学位を得る。イギリスを代表するイラストレーター。サラの特色のある優美な作品は、本の表紙や、グリーティングカード、商品やパッケージにも採用されている。子どもの本のほかに、グラフィック・デザインやインテリア・デザインにも情熱を燃やす。夫と息子とともにロンドン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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さおり
57
女の子なら(大人の女性でも)誰もが持ってる心の中のお姫様な気持ちを満たしてくれるすてきな絵。幼い頃から私のトクベツだった「ラプンツェル」がこんなにすてきな絵で飾られるなんて、夢みたいに嬉しい気持ち。なんですけど、残念なのは王子様が保毛尾田保毛男っぽいことですかねー。なんでこんなに剃り跡が青いんだ!あと、ラプンツェルを「サラダ菜」って訳しちゃったとこも残念。まぁ、今回は目を瞑りましょう。ラプンツェル、おしあわせに!2014/07/28
杏子
35
サラ・ギブの絵本を読みたくて借りてみた。これもすごくきれいな絵本。森の中の木々など、繊細な葉っぱやピンクの花があしらわれていて、ため息が出るほど。これは文章を読むよりも、絵を見ながら想像力をかきたてるのにはいいと思う。誰かに読んでもらって、ワクワクしながら絵本の世界にハマるのがよい。王子の顔半分が髭なのだというのに気づいたら魅力が半減するかもしれないが。2016/03/20
陽子
27
明るい色彩のグリムの絵本。ラプンツェルは幼い頃に絵物語で読んだ。この本は美しい影絵とイラストで構成されている。1ページ目を開くと「この本は…のもの」と、絵本の持ち主の子供の名前を書き込める仕様になっている。影絵がとても美しい。楽しく眺められる。子供の頃、ラプンツェルのその長い髪をロープのように使って塔に登る魔女や王子を見て、「髪引っ張られて、痛くないんだろうか?」と心配しながら読んでいたことを、ふと思い出した。2020/02/13
ユウユウ
23
絵が大変に可愛らしくて女の子が喜びそう。王子の髭以外は(なんかやたら濃かった)。2019/07/15
小夜風
23
【所蔵】サラ・ギブの素敵な絵に惹かれて♪他の方も書いていますが、王子さまがどうして青髭なんでしょうかね(苦笑)?同じ髭でもエロール・ル・カインの描く王子さまのお髭は上品な感じなのに…。でもそこだけ目をつぶれば本当にキレイで可愛い素敵な絵本でした♪2014/03/30