出版社内容情報
まほうのもりにすむジャイアント・ジョン
まほうの森で暮らすジョンは、大きくて力持ちで心優しい男の子。お母さんのために仕事を探しに出かけます。ユーモラスであたたかい絵が楽しい雰囲気を盛り上げます。
内容説明
あめの日にはおしろにかさをさす巨人のジャイアント・ジョンの絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
152
愉しみながら絵を描くアーノルド・ローベルを思い浮かべて、読み手も微笑む絵本。突っ込んだらきりがない内容だけど、読み終えて一番不思議に感じたのは母の大きさ。ジャイアント・ジョンと同じだから、家族揃って巨大なのかもしれない。もしかしたら玄関を通り過ぎるとガリバートンネルみたいに大きくなったり小さくなったりできるのかな。もう一つ驚いたのが終演。最初は、右手にフォーク、左手に妖精、もしかして食べちゃった?と思ったけど、耳元で妖精の音色を聴いていたんだなってホッとして、でもどこかブラックユーモアを感じる物語だった。2025/03/23
☆よいこ
80
アーノルド・ローベル絵本。ちょっぴりシュールで愉快なお話▽魔法の森に住む大きな男の子ジョンは、妖精の音楽に合わせて踊るのが大好きだった。けれども食べ物がないとお母さんが涙するので「これから、仕事を探しにいってくるよ」と、ジョンは出かけていく。王さまとお妃さまとお姫さまと犬が住むお城に行きつくと、そこで働くことにした。働いたご褒美にお金をもらって、最後にピクニックをしていると、妖精たちが追いかけてきた。妖精の音楽で踊りはじめたジョンはお城を壊してしまう▽ハピエン。よかったね。2004年発行。2025/05/12
花林糖
24
(図書館本)お話も絵もほのぼの可愛らしい。王様達が優しすぎてビックリ。2015/09/28
Cinejazz
20
〝昔々、魔法の森にジャイアント・ジョンという、大きくて力持ちで心優しい男の子が棲んでいました。ある晩のことおジョンのお母さんが、涙ながらに言いました「もう、食べるものがないの。このポテトチップでお終いよ。それに、お金もすっからかん」最後のポテトチップを食べてしまったジョンは、お母さんのために、仕事を探しに出かけていくのでした…〟森の妖精たち、王さまとお妃様のお城が登場し、ジョンの冒険と活躍に花を添える、ユーモラスであたたかい雰囲気の<アーノルド・ロ-ベル>の絵本です。 2024/11/02
pocco@灯れ松明の火
20
大柄なナイスボーイ:大きなナリで苦労も多い。母の為に働きに出るジョンは心優しい青年で>>>ポワンと心温まる御話に感じた。城の人々とジョンが、まるで(ふたりはともだち)のカエルの友情の様。寛容な心地よさ。2013/04/25
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