アントニーなんかやっつけちゃう

アントニーなんかやっつけちゃう

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  • サイズ B5変判/ページ数 31p/高さ 20X24cm
  • 商品コード 9784579403479
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

お兄ちゃんのアントニーは、ぼくをいじめてばかりいるけれど、ぼくが六つになったら、まけないぞ! 動きのある絵で弟の夢をユーモラスに描きます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんちゃん

21
文庫で。いつもお兄ちゃんにいじめられている弟。6歳になったら逆襲する妄想を膨らませて耐え忍びます。「ぶっころす」なんていう言葉が登場したり、ここまでする?と執拗なまでにお兄ちゃんに対して燃やす復讐心。おもしろいのですが、子どもに読み聞かせるのはちょっとイタイかな。お兄ちゃんが好き…なんだとは思うけど、それが全く表面に出てきていないので、救いが感じられない。ブラックな笑いとちょっぴり後味の悪さが残りました。イラストはアーノルド・ローベルさん、訳は渡辺茂男さん。2012/01/12

mntmt

13
弟の復讐計画。よくまあ、こんなにたくさん考えたものだ。原題:I'll Fix Anthony2015/07/22

けんちゃん

13
文庫ブログに掲載するため再読。憎々しげなイラスト、ローベルさんがとても楽しんで描いたんだろうなぁ…と感じます。2014/10/30

ごんたろう

11
兄アントニーは自分勝手で、弟の面倒を見てくれない。兄には敵わない。弟は「6才になったらアントニーをやっつけよう」と密かに願う。自分が6才になれば、体力でも知力でも兄を追い抜くだろう。逆立ちが出来たり、鉛筆を削れたり、友達が増えたり、歯が生え変わったりする。妄想の中では兄は劣っていてみじめ。それを思い、弟は大笑いする。そういう気持ちに浸ってみたいというのが弟の素直な心境だ。日々の劣等感を持ちながら、リベンジの機会をうかがう。ある種の戦いだ。結果的に弟は強くなる。兄弟愛を感じるのは、それよりもずっと後である。2015/02/23

遠い日

8
悔しいのだな、この子は。「ぼくが むっつに なったら」……という仮定で、兄・アントニーをやっつけることを、果てしなく妄想する。大きくなることに対する夢、憧れ。弟の立場の理不尽さがリアル。けれども、どこか漂うユーモアに救われる。2013/06/02

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