内容説明
いつも忙しい忙しいと言いわけばかりするおとなにおこった子どもたちは、おとなをつかまえてすなおなペットにすることにしました。国際アンデルセン賞作家オルセンの最新作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
6
オルセンの絵を求めて。シニカルなお話だが、子どもたちの心の叫びが聞こえてくる。忙しさにかまけて、子どもにじゅうぶんな相手をしてあげられない大人のあり方に、声を上げる子ども。子どもたちはこんなにも、大人を頼りにしたがっている。2018/05/01
のん@絵本童話専門
1
子どもの声に耳を本当に傾けていますか?自分の聞きたいことだけを聞き、伝えたいことだけを話していませんか?子どもは本当は色んなことを話したいのです。大人から聞きたいのです。松居直さんは「絵本を忙しくて読めないというが、読む気がないのだ」と断じていましたが、親としての自分を省みて、反省しきり。でもこの本ではユーモアがあって、子どもが大人をつかまえちゃうんです。そして、まるでペットのように甘く手のひらの上で転がすんです。すごく夢があると思わないかい。再読/『別冊太陽100人が感動した100冊の絵本』掲載本2021/08/20
絵具巻
0
文京区立真砂図書館で借りました。2014/09/12
きゅー
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う〜ん、シュールだ。大人にかまってもらえない寂しい子どもの話はよくあるけど、これはまた、発想が。罠を仕掛けて大人をつかまえて、飼ってなつかせて楽しく暮らそうって。 大人としては、かなり考えさせられます(笑)2013/04/16