出版社内容情報
ねむりたくない子ねずみのために、とうさんは七つのお話をきかせます。ほら話、寓話と内容は多彩で、おおらかなユーモアにあふれています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
278
アーノルド・ローベル 作。ローベルは『ふたりはともだち』のシリーズ等で人気のアメリカの絵本作家。今回は、お話が中心の絵本。7つのお話を収録。どれも短いが、なんとなくハートウォーミング。1972年の作品なのだが、古き良き頃を思わせる。絵は線画にピンクとブラウンの彩色だが、これもどのページも暖かい。昔のアメリカン・アニメを彷彿とさせるようなシーンも。2024/10/26
のっち♬
129
ベッドに入った息子たちにとうさんねずみが聞かせる7つのお話。賽銭に痛がる井戸に枕を投げ込む「ねがいごとのいど」、ブカブカのズボンをガムでくっつける「ズボンつり」などメルヘンチックなシュールさが醸し出すユーモアを基調とする。次第に吹き飛ばすスケールが膨れ上がる「ねずみとかぜ」や、すっとぼけたノリの「おふろ」も突き抜けた話。ボロボロになった足を新品と取り換える「だいりょこう」は倒置法を頻用し文中に作画を挟む斬新な話法。社会学的な側面を持つ「のっぽくんちびくん」を中盤に配してより粒揃いな掌編集に仕上がった印象。2024/02/06
masa@レビューお休み中
105
なんだろう、この奇妙な既視感は…。読み終わった後にどこかで同じものに触れた感覚が湧き起こるんです。懐かしいでもなく、忘れていたでもなく、なんとなく触れたという感覚。もしかしたら、幼いときにどこかで読み聞かされたのかもしれない。それとも、眠りにつくときに母親が読んでくれたのだろうか…。父さんねずみには7匹の子どもがいます。ねずみの男の子たちはベッドで横になりながら、お父さんにお話をしてとねだります。父さんはお話をするのですが、これがまた不可思議なお話なのです。読んだ瞬間に忘却の彼方へと消えてしまうような…。2014/01/29
mana
81
7つのお話集。「のっぽくんちびくん」が好きでした。身長が違えば、見えるものも違うんだけれど、最後には同じものを見ることができます。「だいりょこう」は文中にイラストを挟んでいく珍しい形です。倒置法でとてもコミカル。 星10/102026/06/04
chiaki
34
とても優しい一冊でした。眠りにつこうとする7匹の我が子のために、1人1話ずつのおはなしをしてあげる父さんねずみ。どのおはなしも可愛らしくて面白くて。『のっぽくん ちびくん』のほっこりするラスト、『ねずみと かぜ』の意外な住人、『ズボンつり』の奥さんの台詞がよかったです♪2019/12/22




