出版社内容情報
こぶたはどろんこが大好き。ズブッズブッとどろんこに沈んでいくときの、こぶたのうれしさがこちらにも伝わり、子どもたちの共感を呼びます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
295
アメリカの絵本作家アーノルド・ローベルの作。この人は随分たくさんの絵本を描いているが、本書はその代表作の一つ。お話は、こぶたの冒険譚(ある種の異境訪問譚)である。絵は、黒の強い描線に青と黄色で要所だけを着色した手法。全体の(とりわけ人物たちの)描き方はフランス風。こぶたは、リアルなそれとデフォルメされたものとの中間的な感じか。アメリカでの初版は1969年のようだが、古さは感じない。ただ摩天楼の間に煙突がニョキニョキというあたりは古い。2024/06/23
mocha
104
何度目かの再読。ぬかるみにずずーっと沈んでいくこぶたの気持ちよさそうなこと!子どもの頃は面白かったどろんこ遊びが、いつのまにか汚くて眉を寄せるものになっていくのはどうしてだろう?ほんとは大人もやってみたいのでは?佐賀のガタリンピックの参加者はみんな楽しそうだもの。こぶたが農家の夫婦の腕に飛び込んでわが家に帰る、子どもの理想のハッピーエンド。2016/11/11
やも
85
落語だ、落語🤣!!やーこぶたちゃんの泥フェチっぷりったら、すごいものがあるね笑 とにかくどろんこ大好き、泥につかって眠るのがたまらないこぶたちゃん。度がいきすぎてるこぶたちゃん。泥中毒症状大変そう。あなたは間違いなく、おじさんとおばさんにとって世界一のこぶたちゃんでしょう🐷🏅🏆2022/10/27
ネギっ子gen
62
【子豚は、掃除機が大嫌い!】子豚は、<たべるのが だいすき。うらにわを かけまわるのも だいすき、ねむる ことも、だいすきでした>。でも、何よりも何よりも好きなのは、<やわらかーい どろんこ のなかに、すわったまま、しずんで ゆく ことでした>。なのに、「世界中で一番可愛い子豚だもん」と可愛がってくれていた、お百姓さんの小母さんが大掃除を始め、豚小屋を綺麗にして子豚もお風呂に――。で、大好きな泥んこはなくなった。小父さんは言う。「気の毒なことをしたな」と。子豚にとっては、気の毒では済まない。もう、逃亡だ!2023/08/19
パフちゃん@かのん変更
62
がまくんとかえるくんのシリーズが教科書に載っていて有名ですが、こぶたのおはなしもあったのですね。やわらかいどろんこに浸かっているのがが大好きなこぶた。が、ある日大好きなどろんこを掃除で無くされてしまい怒ったこぶたは家出した。街で見つけた泥んこのような柔らかいもの。喜んで浸かっていたらだんだん固まってきて・・・それはセメントでした(-_-;)探しに来た家の人達に助けてもらいかえることに。雨が降ってきてこぶたの小屋の前に大好きな泥んこ水たまりができ、めでたしめでたし。田植えの田んぼみたいで気持ちよさそうです。2014/12/20
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