出版社内容情報
ルシールはおひゃくしょうさんの馬。すきを引っぱり、畑で働くことにあきあきして、帽子や服を着て美しく装ってみますが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
26
もうきたないのなんて飽き飽き!優雅にお茶を飲みながらラジオに耳を傾ける…そんな奥さまになりたくて、色々着飾ったり、すましてはみたものの!やっぱり居心地が悪いですよね。「わたしはうまよっ!」と叫ぶルシールに思わず笑ってしまいました。憧れはあるけど、身の丈にあった生活と行いをしなきゃなー。2019/12/29
小夜風
23
【小学校】馬を着飾って犬のように家に入れるとか(笑)。「どろんここぶた」と同じお百姓さんの家らしいのですが、絵が随分変わっています。ドレスを着たルシールが違和感がないのが凄いです♪2014/08/28
Shoko
22
図書館本。読み聞かせ。そうそう、やっぱり“自分らしく” がいちばん。そのままの君がいちばん素敵です。2021/08/17
南
18
ただの馬じゃ嫌だ、って貴婦人の格好して気取ってみるけれど、だんだん窮屈になってくる。また、自分に戻りたくて、脱いだり走ったりして、やっぱりそのままが一番良いんだね、と落ち着く。人も、『誰か』になろうとして、いろいろ試したり見せかけたりするけれど、そのままの自分を受け入れられるようになったとき、やっとほっとできるんじゃないかな?と思った。2017/02/03
ヒラP@ehon.gohon
16
ルシールは馬です。 畑仕事でどろで汚れてしまっても、それ以上でもそれ以下でもありません。 ところが、お百姓さんの奥さんの、ルシールの愛し方はとても変でした。 ルシールを貴婦人に仕立て上げてご満悦。 ドタバタ騒ぎは当然ですね。 当たり前のお話ですが、くすりと笑えます。2023/09/13
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