出版社内容情報
川で生まれて海で育ち、また川に帰ってきて卵を産み、いのちをおわる、さけの不思議な一生を描いた絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
39
調査の為にひれに目印の赤い糸が付けられた鮭アカヒモ。生まれ育った川から海へ、そして4年後の産卵の為に海から川へ帰ってくる様子が描かれている。鮭の生態がよく分かるし、こんなにも大変な思いをして産卵にくるとは。今度から鮭を食べる時には心を込めて頂こう。2018/03/18
うー(今年も遅くなります)
16
目印に赤いひもをつけられ放たれたさけの 「あかひも」。成長し生まれた場所へ命をかけて戻っていく様子に読みながら力が入る。生きものってすごい!福音館の『ピリカ おかあさんへの旅』の絵も凄い迫力だが、こちらも躍動感あふれる絵と文章で楽しめた。2020/11/23
魚京童!
11
へー2015/12/06
遠い日
8
アーノルド・ローベルの絵を求めて。サケの帰巣本能とその生態をわかりやすく描く。生まれた川へ、4年を経巡って帰ってくるサケ。生まれた川の特定は、匂いでわかるのだという。厳しい生と死。子孫を残すためだけの命の営みが輝く。2019/06/04
くすみ
6
昔テレビで見た鮭の一生を思い出しながら読んだ。内容はその時のドキュメンタリーとほぼ同じなのだけど、少年やあかひもの存在で取っつきやすくなっている。産まれた川を水においで見分けているのははじめて知った。【4歳3ヶ月/】2019/03/30