目次
京都での暮し(振り向けは手が届く。台所のレイアウトは、私が考えました;京都で広がった、“私の場所” ほか)
1 装う(大きなアクセサリー;小ぶりのバッグ ほか)
コペンハーゲンでの暮し(懐の深い街、コペンハーゲン)
2 使う(和魂洋才;デンマークのテーブル ほか)
3 心を潤す(顔;絵画 ほか)
二都の見どころ(京都;コペンハーゲン)
著者等紹介
ユキ・パリス[ユキパリス]
1945年、京都生れ。70年大阪万博勤務後に結婚し、デンマークに居を移す。以来、北欧を中心に様々な展覧会の企画、監修を手がける。2002年、30年来蒐集したヨーロッパの針仕事を紹介する私設ミュージアムとアンティークショップを併設した「ユキ・パリスコレクション」を京都にオープンする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
23
縁あってデンマークに生活の拠点をもち、ヨーロッパの古きよき物、伝統ある手仕事などを見出したユキさんの生活に、うっとりする。京都に行く楽しみが増えた。2018/12/24
宇宙猫
18
★★★ 集めた骨董と、それにまつわる話。素敵だけど縁がないものばかりなので、本で見るのが丁度いいな。2019/12/27
ごへいもち
17
格好いい人だなぁ2020/10/17
山猫
14
量産品のビンテージやアンティークの器くらいまではなんとか大丈夫だが、一点ものとか手作り系の身に付けるような品だと振袖火事や付喪神を信じているので、「怖い」。著者の言う「ものの持つ力」にはそういった「念」のようなものも含まれるのではないだろうか?加えて骨董店特有の胡散臭さや、客が品を値踏みするのではなく、店側が客を値踏みするかのような雰囲気がどうにも好きになれず………骨董好きな人というのは色々な意味で実に勇気がある人々だと思える。私のような小心者は骨董とは距離を置くべきなのだろう。2019/12/31
ジュースの素
9
文化出版局の本は大抵が信頼できる本だ。紙質もいい。 縁ありデンマークに暮らした著者の、日本との文化の違いに読者の私も驚いた。日本で美しく繊細でも、必ずしもヨーロッパではそう見えない事もあるのだ。両方をうまく融合させる手筈を培う努力をされてきた。物や事、各地の文化と暮らしのいろいろを細かに知る事になった素敵な本。2020/01/24