私の東京物語―蘇る日々―わが家のアルバムから

私の東京物語―蘇る日々―わが家のアルバムから

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  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784579303786
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

現在、東京とパリを行き来する著者は、幼少の頃より日本の西欧化、文化生活の近代化を体験してきた。そんな著者の東京の遠い記憶を、残された55冊のアルバムとともに振り返る。

プロローグ
日本館
父―父の両親
母のこと
長岡の祖父母
鎌倉
ダディの建てた洋館
女子学習院
言葉づかい
少女時代の装い
お蚕さん
小箱
11、12歳―モボ、モガが歩いた銀座
わが家の集い、そして外では……
バロン・目賀田のタンゴ
わが家のテニスコート
哀しい東京
空腹の東京
友達たち
東京所感
エピローグ

あとがき

内容説明

忘れかかっている昔の東京。私の幼年時代から少女時代の東京。遠い記憶をたどってみよう。私の生きた二十世紀、そしてまた昭和という時代を振り返ってみると、決してこの時代は地上の楽園ではなかった。

目次

日本館
父―父の両親
母のこと
長岡の祖父母
鎌倉
ダディの建てた洋館
女子学習院
言葉づかい
少女時代の装い
お蚕さん〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

take0

1
北村薫さんのベッキーさんシリーズの参考資料に挙がっていたので読んでみた。戦前の上流家庭に育った著者の回想記。自家用車で女子学習院に通う家庭環境とか、学校で友人と交わされる言葉遣いとか、主人子・英子の人物像の参考にしているんじゃないかと思われる。本書に関しては八十歳を超える著者が回顧してのものであるためか、結構断片的で話が前後したりもするため、もっと年代を追った記述で読めたらよかったし、大正期から昭和戦前にかけてもっと詳述されていたらと思った。2018/09/30

うここ

1
東京の空襲の記載部分が何ともあやふやだったのが気になりましたが(大変すぎて記憶が飛んでるのでしょうか?)、概ね「へ〜、そうなんだ〜」と楽しく読めました。2016/02/13

さく

0
戦前のお嬢様、お姫様の華やかな暮らしぶりと、青春を潰した戦争の記憶。娘時代のエピソードは、実に文化的で(もちろんお金もあったんだろうけど)経済力だけではない豊かさも感じた。女子学習院の同窓生の様子や、当時の世紀末的な空気などがわかる。2017/07/09

こるり

0
戦前、日本に本物の上流階級が存在した頃。 深窓の令嬢だった著者が少女時代を懐古している。 思い出エッセイに留まらずできるだけ正確に自分の記憶を辿ろうと している姿勢に好感をもちます。 皇族・財閥・大名家の子女が集まる学習院の様子、軽井沢での交流、 両親の世界一周漫遊、瀟洒な邸宅での暮しなどなど。 今読んでも雲の上の生活に目を見張ってしまう。 当時「お嬢様」「お姫様」として同窓生だった女性達が戦後どのような人生を 歩んだかについての言及も多く、昭和女性史の生きた証言がたくさん。 興味深いです。

のんき

0
断片的な記述が多かったり、話が前後したり、自分の体験なのか聞いた話なのか後で調べたことなのか判然としなかったり、なんともいえないとりとめのなさに溢れているのは、80歳を超えた著者がアルバムを見て思い出しながら書いたためかもしれないけど、蝶よ花よと育てられた人の人生であり文章なんだと受け取った方がスッキリする気も。それにしても不思議な日本語使ってる…。2009/05/21

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