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内容説明
杜氏の舞に魅せられて。昔ながらの酒造りを支えた蔵人たちの心と仕事を描く。
目次
第1章 神さんを返しに(さいなら;手の音、足の音)
第2章 酒屋百日
第3章 わたしの酒造り唄(蔵入り;馬つなぎ;やいと;酒造り唄;口噛み酒)
第4章 蔵人たちの話
(杜氏さん;代司さん;〓屋さん;頭さん;ままやさん)
第5章 雪積むふるさと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どらいち
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酒蔵に生まれ育った著者がその蔵を取毀した際に、いつか書きたいと願っていた、蔵のこと、杜氏や蔵人たちのこと、そして酒造りのこと。著者の回想はゆるりとした京ことばで記され、蔵人たちの話は城崎の言葉で記されて、つらい冬の蔵仕事もなんだか柔らかく感じる。『伝統的酒造り』が無形文化遺産に登録された現代に、40年近く前のこの本を読むことは非常に感慨深く思います。さらに蔵人たちの話は、この本の出版より遡ること30年くらいだからかなり貴重かと。僕は古書店で贖えたが、図書館にもあるようなので、酒造りに興味がある方は是非。2025/03/03