出版社内容情報
幼時から身についた精進料理を、いま季節の流れとともに作る日々。そこには、食への深い洞察と自然への愛情、人生への厳しい問いかけがある。
一月の章
二月の章
三月の章
四月の章
五月の章
六月の章
七月の章
八月の章
九月の章
十月の章
十一月の章
十二月の章
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
galoisbaobab
11
「典座教訓」(道元)の軽井沢における実践編。口に入れるものは全て「土」由来と捉えてるのだけど、この本は「土」自体をあまりテーマにはしてないね。公案に堕した禅を生活の中に復活させる道元の思想を静かな”軽井沢”生活の「食べる」に結実させる精進の十二ヶ月。便利さの中で零れ落ちる大事なものが「何か」がわかっている人はこういう精進ができるけど、オレのような凡夫は「いただきます(合掌)」しか出来ない残念感。無明から解放される日は遠い。2018/12/22
しーちゃん
6
映画化ということで読む。古い本だなぁ(表紙が布張りだった)と読み始めたが、ユーモアと滋味に溢れた素晴らしい本だった。季節ごとの恵みを、時間と手間をかけて、無駄なく丁寧にいただく。なんて贅沢なんだろう。挿入写真の筆者が、ロマンスグレーで素敵だった。2022/11/04
アリ子
5
じっくり時間をかけて読んだ。こんなふうに食と向き合えたら良いな。この本をきっかけにミル付きの山椒で御飯を食べてます。2023/03/24
紫羊
4
文庫版のほうが平積みになっている書店があって、テレビで紹介されブームになっているとのこと。文庫で内容を確かめ、また読み返しそうな予感がしたので、あえて単行本を取り寄せた。今どき珍しいしっかりした装丁だったので満足している。私の年代でギリギリおぼろげな懐かしさを感じる内容だと思う。山ウドの酢味噌和えや、蕗のあっさり煮などは、子どもの頃からの好物だった。ただ、それらを調えるのは専ら母親の役目で、一緒に調理したことも調理法を教えてもらったこともない。なので、母が亡くなってからは山菜料理とも縁が切れてしまった。 2013/08/20
いけぽん
3
畑と相談しながらメニューを決める。遠くない昔、こういう生活が当たり前だったことに驚きました。冷蔵庫の中身でメニューを決め、買い物した材料を足して料理する、という今の生活を考えさせられ、人間は自然からこんなにも離れてしまっているのだと痛感させられました。2015/02/08
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