出版社内容情報
お粥のかけがえのない口ざわりとうまみは、日本の米あってこそ。著者はそこに他の養分を添えて、独自のスープ性を見出し、提案します「米離れをしない生き方をせねばならない」とは、著者、辰巳芳子さんの切実な願いです。お粥のかけがえのない口ざわりとうまみは、日本の米あってこそ。著者はそこに他の養分を添えて、独自のスープ性を見出し、提案します。
辰巳 芳子［タツミ ヨシコ］
1924年、東京生れ。料理研究家、随筆家。聖心女子学院卒業。
料理研究家の草分けだった母、浜子のもとで家庭料理を身につける。また、宮内省大膳寮で修業を積んだ加藤正之氏にフランス料理の指導を受け、イタリア、スペインなどで西洋料理の研鑽も積む。父親の介護の経験からスープの大切さに気づき、鎌倉の自宅などで「スープの会」を主宰。近年は、病院へスープをと、医療者のためのスープ教室にも尽力している。NPO法人「良い食材を伝える会」会長。NPO法人「大豆100粒運動を支える会」会長
目次
春（桜の塩漬けの粥；七草粥 ほか）
夏（煎茶粥；ゴーヤージュース、ゴーヤーヨーグルト ほか）
秋（菊の粥；さつまいものポタージュ ほか）
冬（牛コンソメの葛引き粥；チキンスープの葛引き粥 ほか）
著者等紹介
辰巳芳子［タツミヨシコ］
１９２４年、東京生れ。料理研究家、随筆家。聖心女子学院卒業。「スープの会」を主宰。ＮＰＯ法人「良い食材を伝える会」会長。ＮＰＯ法人「大豆１００粒運動を支える会」会長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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いつでも母さん
98
心が病んだ時体が病んだ時、温かい言葉と温かい食事は沁みる。私はお粥は好きだけれど、野菜嫌いな夫はお粥も嫌い・・なのでめったに作らない。この沢山の写真と言葉が病みつつある日本を立て直すきっかけになるかも・・なんて大層なことを思った（汗）ここの器を見るだけでもなんとなくしゃんとします。そして、たまにはお出汁もちゃんと作りましょうかね（笑）2017/02/27
たまきら
30
文章や写真がとても詩的でうっとり。ていねいな手仕事が凛としていて、こちらも背筋が伸びるような気持ちになります。食べる、という毎日の行為をどのようにとらえるか…作り手には大きな信頼がゆだねられていて、自分はそのことが重荷の日もあれば、とてもうれしい日もあります。ま、愛があれば食事って素晴らしいものですよね。2021/04/14
まりこ
13
お粥場日本のポタージュです。幼い頃風邪をひくと母がコトコトお粥を作ってくれた。もちろん私も息子の為に。昔、当たり前のようにお米からお粥を作ったらとても美味しいと健康な時でもお粥を食べたがった人と付き合ったことがあったな。2020/02/18
ユウユウ
8
★４#読了2021/12/11
もけうに
5
美しい写真、格調高く美しい文章、そして安定の辰巳節（隠さない宗教臭）。だがそこが良い。写真集として眺めるだけでも楽しめる。ポタージュの繋ぎに粥を使うとは斬新。でも合いそう。2021/10/23
