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目次
いつもの散歩道、自然の中でイメージが広がる
柔らかくなったものを二枚重ねて刺すと、表情が変わる、強くもなる
大きさは布が決めてくれる
一重の軽やかさ
自然の恵みをたっぷりといただく
心地よいものを着たいから、自分で作ってみた
家の中に好きな布があると心が豊かになる
手で縫う?ミシンで縫う?布と相談しながらの私の仕事場
著者等紹介
前田順子[マエダジュンコ]
昭和12年沖縄生れ。七歳の時鹿児島に移り、四〇年前から現在の神奈川県二宮に住む。二〇代から布に親しみ、独特な「布つなぎ」の作品を制作している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里季
61
姑が裁縫道具を出してチクチク縫っていた布。タオル地だったり、晒だったり。何に使うの?別にこれと言って・・・。そんなやりとりを思い出した。著者の仕事もこれということなく端切れがあればつないでいく、古くなったものには刺し子を施す、はては黄ばんだネーム入りのてぬぐいまでつないで大きな敷物にする。漢字の入ったものは外国の人に喜ばれるらしい。本当に手仕事の好きな人だ。姑もそうだった。私のするパッチワークに興味を持ってくれ、教えてあげたバッグは仕上がらないまま遺品になった。2014/07/20
さいちゃん
20
図書本。「忙しさを理由に便利を求めて、暮らしの技術を失ってしまった。」の一文にうなずく。昔の方が豊かな暮らし。ホントにそうだと思います。なんでも機械の大量生産の現代。安く手に入るものの、使い捨てのようにすぐに飽きる。「手仕事」私の大好きな言葉。本書はふぞろいの布を無作為につなぎ、刺し子の簡単な模様で縫っています。「ふぞろい」だからこそ、「手仕事」のぬくもり、糸の模様にため息が出るほど、うっとりします。図書本ですが、とっても気に入ったので購入します。2015/01/31
ぶんこ
20
若い時はともかく、今は根気がありません。 ただ読んでいると、ちょっとしたアイデアが浮かびました。 伊藤園の景品で頂いた携帯布ケース。 気に入っているのですが、社名印刷部分がイマイチ。 そうだ、 他の布を足して、アップリケのようにすればいいんだ! ^_^2014/05/13
みこと
15
古い手ぬぐいをたくさん繋げて大きな敷物みたいにしたり、刺し子でちくちくと古布を重ねていろんなものを作られている。とっても素敵。これを読むと擦り切れたタオルや手ぬぐいが捨てられなくなる(笑)昔は布が貴重だった。何度も重ねて縫って使い尽くして布の命を全うさせていたんだなぁとしみじみしました。いろんなものをもっと大事にしたくなる一冊です。おすすめ。2014/06/03
にゃも
8
これまで刺し子には全く興味ありませんでしたが、あまりの素敵さにびっくりです。俄然、手作り熱が復活しました。古い布団生地の可愛らしさに目を見張り、布はこうして大切に大切に使われるものだったのだとしみじみした気持ちになりました。でも、端布とかますます捨てられなくなっちゃうじゃん。2017/07/16