出版社内容情報
本書は西洋のモダンデザインがどのような社会的背景の下に芽ばえて確立し、展開していったかについて、クラフツマンやデザイナーの作品を取り上げ、述べる。
序
第1部 クラフツマンの活躍
第1章 クラフツマンの話
第2章 クラフツマンの歴史
第1節 古代
第2節 中性
第3節 ルネサンス
第4節 バロック・ロココ
第5節 産業革命
第2部 デザインの世界
第1章 デザインの話
第1節 デザインの考え方
美と用/デザインの意識的自覚とデザイナーの必要性
第2節 手工的生産から機械的生産へ(handicraftと工業的technology)
第3節 デザインにおける規格化と普遍性
第4節 デザインと機能性
第5節 デザインと構造美、装飾美
第6節 デザインにおける素材と技術
第7節 デザインとその分野
第8節 創造力とデザインナー
第2章 モダン・デザインの展開とその世界
第1節 産業革命の影響下の19世紀前半から博覧会の時代へ
イギリス/フランス/19世紀前半のイギリス/第1回ロンドン万国博覧会/博覧会後の改革運動/染織とモード/金工/木工(家具)/陶工
第2節 イギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動と19世紀後半
リバイバリズム/ゴシック・リバイバル/ジョン・ラスキン/ラファエロ前派/ウィリアム・モリスとアーツ・アンド・クラフツ運動/19世紀とジャポニズムの影響/染織とモード/木工/陶工/そのほか
第3節 アール・ヌーボー(世紀末から20世紀へ)
ベルギーとアール・ヌーボー/フランスのアール・ヌーボー/イギリスのプロト・アール・ヌーボーとグラスゴー派/ドイツ・アール・ヌーボー(ユーゲント・シュティール)/オランダ/スペイン/イタリア/北欧(スカンジナヴィア諸国)/オーストリアのゼツェッション運動とウィーン工房/ウィーン工房/染織とモード/金工と宝石細工/木工/陶工/ガラス製品/グラフィック/そのほか
第4節 ドイツ工作家連盟(20世紀モダン・デザインの成立)
染織と家具/金工/陶工/ガラス製品
第5節 バウハウスの教育と活動
バウハウスの成立/バウハウスの目的/バウハウスの教育/ワイマールからデッソウへ/バウハウスの封鎖/染織/金工/木工(家具)/陶工/グラフィック
第6節 オランダのデ・シュティール運動およびフランスのピューリズム運動
オランダのデ・シュティール運動/フランスのピューリズム運動/木工
第7節 アール・デコ
染