内容説明
今までにない子育て支援コールの中で21世紀は開幕しました。乳児保育・延長保育・一時保育・休日保育・預かり保育…止めどなく広がる保育機能の多様化は、乳幼児保育・教育の発達といえますが、他方では幼い子どもたちが家庭で親と過ごす時間が縮小されることを意味します。本書では、このせめぎ合いの中で発達してきた幼稚園・保育所の実態と役割を明らかにしました。
目次
第1章 子どもと出会うということ
第2章 子育てにおける家庭・社会の役割
第3章 家族・家庭のあり方と保育サポート
第4章 保育者になるということ
第5章 日本の幼稚園・保育所の歩み
第6章 「育つ」と「育てる」のあいだ―発達と保育
第7章 子ども中心の生活をつくる保育
第8章 保育の見直しを立てるということ
第9章 先人が保育・教育について考えたこと
第10章 21世紀の保育の創造と保育の課題
著者等紹介
諏訪きぬ[スワキヌ]
明星大学人文学部教授。主著に『「保育の質」の探究』(共編著)ミネルヴァ書房2000年、『母親の育児ストレスと保育サポート』(共編著)川島書房1998年、『男女共生時代の保育・教育』(共著)明治図書1992年
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