内容説明
おいしい自然が呼んでいる。春の山菜、秋のきのこ、熟れた木の実…まるかじりの山のおいしさを森をわたる風にのせて贈るさわやかな書き下ろしエッセイ。
目次
1章 山荘がくれた贈り物
2章 八ヶ岳キッチン
3章 川は、山は、誰のもの?
4章 おいしい畑が呼んでいる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yyrn
1
1996年刊行。八ヶ岳山麓に建てたセカンドハウスでの家族や仲間との交流や自然を楽しんでいる様子が気持ちよさそうに綴られている。まだ子供が小さく、キャンプをするとか大きなクルマを買いたいとか家を建てようとか、これから何かをやるぞ!と思えた20年前に読んでいたら、さらに大きく共感できただろうが、いまだと昔話を読んでいるような気がしてしまうのは、やはりトシをとったせいか?まあセカンドハウスはムリでも、そのうちまたキャンプでも始めようではないか。妻はタダじゃ来ないだろうから温泉とか美味しいモノで釣り出さないとな。2016/01/09
サクラ青木
0
体にスッと染み込む自然を感じさせる本!文章がうまいっ!想像力だけで如実に再現できるし、家族の会話が微笑ましい。孤食が浸透してる世の中で、著者の家族をとても羨ましく思う。水の話と、ふかふかの美味しい畑の話が「なるほど」と勉強になった。たまに読み返したくなる本。2012/10/02