出版社内容情報
「国内外来生物」とは、国内の生物で、本来はすんでいない地域に持ち込まれたものを指す言葉です。外来生物といえば海外からという印象が強いですが、メジャーな外来種被害の陰に隠れた見過ごされがちな外来生物問題をフォローすることで、外来生物問題の本質に対する理解を深め、将来の地球環境を守る意識をもたせます。2巻では各生物についてさらに掘り下げるとともに、環境保全への取り組みを紹介します。
内容説明
国内外来生物のことがもっとわかる!国内外来生物対策のためになにをしているの?ため池を再生する「かいぼり」ってなに?
目次
生き物の「生息環境」に注目!
1章 水辺の国内外来生物(アユ;コイ;モツゴ;ニホンヒキガエル;ゲンジボタル)
2章 里山・山地の国内外来生物(キタキツネ;キジ;オキナワキノボリトカゲ;ヒラタクワガタ;オオバコ)
3章 シマノ国内外来生物(トノサマガエル;ガジュマル;ホンドイタチ;ニホンジカ)
4章 国内外来生物と環境保全~ゆたかな生態系を守るために~(条例でとりしまる;わなでつかまえる;地域の集団だけを育てて放す;生き物の生育環境を守る)
著者等紹介
五箇公一[ゴカコウイチ]
国立環境研究所生態リスク評価・対策研究室室長。専門は、外来生物や農薬による生態リスクの研究。1990年に京都大学大学院修士課程修了後、宇部興産株式会社に入社し、農薬研究開発の仕事に就く。在職中に博士号を取得し、1996年に国立環境研究所に入所。著書多数。官公庁のプロジェクトにも専門家として関わるほか、メディアでも活躍し、外来生物問題への理解をひろめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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