出版社内容情報
おとなとこどもが一緒に楽しめる、金子みすゞ童謡絵本シリーズ。みすゞファンを公言する人気絵本作家きくちちきが、表題作ほか「私と小鳥と鈴と」「おさかな」など10編の詩をあたたかいタッチで描きます。2012年にドラマで金子みすゞを演じた女優上戸彩が、ナビゲーターとして詩の魅力を語るインタビューも掲載。
著者等紹介
金子みすゞ[カネコミスズ]
明治36(1903)年、山口県仙崎村(今の長門市)生まれ。すぐれた童謡を発表し、西條八十に称賛されたが、昭和5(1930)年、26歳の若さで世を去った。没後作品は埋もれたが、矢崎節夫の長年の努力により、遺稿集が見つかり出版。やさしさに貫かれた詩句は、確実に人々の心に広がっている
きくちちき[キクチチキ]
1975年北海道生まれ。絵本作家。2012年『しろねこくろねこ』(学研プラス)でデビュー、同作が2013年ブラチスラバ世界絵本原画展で金のりんご賞を受賞。また、2019年には『もみじのてがみ』(小峰書店)で同展金牌を受賞。絵本作品に『しろとくろ』(講談社/2020年産経児童出版文化賞フジテレビ賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zero1
37
【みんなちがって みんな いい】や【さかなは かわいそう】など瑞々しく、生きた言葉を独自の視点で表現した金子。彼女は【置かれた場所】で咲けない花だった。理解されない苦しみ。夫から創作活動を理解されず、手紙さえ禁じられた。娘の親権問題に悩んだ末、1930年26歳にして服毒自殺。【かみさまの おくにへ ゆく みちを】金子は歩いたのか。西條八十も認めた才能は失われた😭。📚️彼女の作品は近年、再評価された。2023年に生誕120年。作品は今も生きている。2024/08/03
yos😩umi😂ne
2
金子の作品は感受性が凄い。このような金子に会ってみたいそしてもっと作品を出してほしかった。死なないで欲しかった。2024/09/07
NOYUKI
2
金子みすずって選ぶ詩によってイメージが変わるなー。2022/06/26
ねここ
2
★★詩の絵本。みんな違ってみんないい。2022/04/23