家守神〈2〉呪いの蝶がねむる蔵

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家守神〈2〉呪いの蝶がねむる蔵

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784577049846
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

佐伯家の蔵にある葛籠の封印を解きはなってしまった拓。なかには邪気におかされ、かつて仲間たちの手で封じられた「もうひとりのつくも神」が? 佐伯家に災いがせまる第2巻!

内容説明

蔵のなかの“葛籠”をあけたら、邪悪なつくも神の“呪い”が解きはなたれた!ぼくのせいで、佐伯家に次々と災いがふりかかる。でもその葛籠には、家守神たちがかつての仲間を封印したという、悲しい過去もかくされていたんだ…。

著者等紹介

おおぎやなぎちか[オオギヤナギチカ]
秋田県生まれ。日本児童文学者協会、日本児童文芸家協会、全国児童文学同人誌連絡会「季節風」会員。『しゅるしゅるぱん』(福音館書店)で第45回児童文芸新人賞、「オオカミのお札」シリーズ(くもん出版)で第42回日本児童文芸家協会賞受賞

トミイマサコ[トミイマサコ]
埼玉県生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

72
家守神②佐伯家の座敷には4柱の付喪神がいて《家守神》として佐伯家を守っている。襖の鶴の絵の付喪神は鶴吉さん、亀の襖絵の亀吉さん、花瓶のお藤さん、掛け軸の金魚ちゃんは佐伯家の家族の服を着ると実体化できるようになった。ママの再婚で佐伯家にやってきた小学5年生の拓(たく)は付喪神たちに振り回されつつも楽しく過ごす。ところが蔵に封印されていた急須の付喪神、お蝶さんが復活し佐伯家に災厄をもたらし始めた▽妖怪バトルは大迫力。パリ旅行いけなかったのは残念だけど、拓はいい友達に出会えてよかった。2024/05/22

りらこ

17
佐伯の家で家守神たちと出会いまた、学校でも友を得て始まる夏休みは拓にとって明るい気持ちで迎えることだろう…..と思いきや。封じられていた葛を開けたことから始まる怪異。邪悪な性質に変化したつくも神のお蝶の目覚めを呼び起こし、そのお蝶と対峙することを家守神に頼られ、自分だけでは無理と友人に頼る行動に出る。拓の成長である。また、「邪悪」の描き方がとても良い。邪悪が拡がる影響として、家族たちの気持ちがささくれだち、小さなことに苛立ち、他人を思いやれず、自分本位な考え方をしてしまうのだ。現代みたい? 2022/10/16

マツユキ

13
夏休みが始まり、ママとお父さんの新婚旅行を控えたある日、拓は蔵の中の葛籠を開けてしまい…。賑やかで楽しい家守神たちですが、そんな過去が。短くもハラハラドキドキ。色々秘密があるし、長く続いてほしいシリーズです。4コマ漫画もチャーミング。2022/09/17

昼夜

12
築100年の家にある蔵の中ってどんなだろう、蜘蛛の巣は勘弁だけど宝探しとかかくれんぼしてみたい。1巻で登場人物のキャラクターを把握したことでストーリーに入り込みやすくなり、主人公拓の秘められた能力とお藤さんの右手の謎は家守神がもう1人いたことで明らかになる。3巻はどんな付喪神が出てくるのかな。2022/02/21

Midori Matsuoka

10
すっかり家守神たちと拓の世界に夢中になってしまい、間を空けずに2巻目を読む。 佐伯家と家守神たちを描いた絵師信山勘兵衛の関係がより気になってきた…。 しかも今回新たな家守神が登場するも邪気をまとっていて佐伯家が大ピンチに。 妖怪や怪談話のようであり、家を守るという一見時代に逆行しているようで実はそこに家族の絆が描かれていたりしてとても興味深い作品。 謎が明確でとても読みやすいので、小学校中学年くらいのあやかし好きな子たちにもおすすめ。2022/12/28

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