フレーベル館文学の森<br> サマークエスト

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フレーベル館文学の森
サマークエスト

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  • サイズ 46判/ページ数 241p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784577049792
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

小学6年生のヒロキの父親は、10年前、海で溺れて死んだ。母親もまわりのおとなもそのときの様子を口にしようとせず、ヒロキは小さい頃から父のことを知るきっかけをつかめずにいた。しかし、ふとしたことから父親が死んだ日に使われた「写ルンです」を見つけ、親友の新(あらた)とともに写真を現像し、その海を突きとめる。
ヒロキは、中学受験を前に家庭の不和に悩む新の助けを借りずに、たったひとりで父が死んだ海を見にいくことを決意する。
なぜ父親はこの海へ入っていったのか。過失か、それとも―? 
心のなかのわだかまりに決着をつけるために、ヒロキがいどんだひと夏のサマー クエスト。

内容説明

「父親はどうして死んでしまったのか、どういう人間だったのか」ヒロキのなかに幼いころからくすぶっていた疑問。向きあうきっかけは、父が死んだ日に残された写真だった。親友・新の助言もあり、父が死んだ海を見に行くことを決意するヒロキ。そして中学受験をひかえる新も、迷いを胸に、遠い姉の元をおとずれることを考えていた…。

著者等紹介

北山千尋[キタヤマチヒロ]
1970年生まれ。日本児童文芸家協会会員。2013年より創作を始める。賞歴に、第13回長編児童文学新人賞佳作「真夏のマカロニグラタン」、第16回創作コンクールつばさ賞読み物部門佳作「ダイダラボウと秘密の海」、第18回創作コンクールつばさ賞詩・童謡部門優秀賞「黒あめ」。『サマークエスト』は第2回フレーベル館ものがたり新人賞優秀賞を受賞し、初の出版となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Roko

30
ヒロキは母とふたり暮らしだから、家の手伝いをけっこうしてるし、アラタだって本当は近所の友達と遊びたいのに遠くの塾通い。一生懸命に親の言うことを聞いている子どもの気持ちを親はわかってるのかなぁ?6年生ってまだ子どもだけど、少しずついろんなことがわかってきて、親の言うことを聞いているフリをしながらも、本当は自分はこうしたいんだっていう思いが、少しずつ膨らんでくる年頃なのよね。来年は中学生になる2人、ずっと仲良く生きて行けるのかな?大人になってから、この年の夏のことを思い出すのかなぁ?2023/06/26

柊子

9
悪い人が出てこない、少年の爽やかな冒険物語。大人でも、十分に愉しめた。『学校に泊まろう』は、息子(もう38だが)の小学校の伝統イベント。夜は校庭で「映画会」が行われた。私も役員で手伝いに行ったから、懐かしかった。また『写ルンです』も息子がよく使っていたので、これもやたら懐かしく、読みながら、当時の子育ての思い出に浸ってしまった。2024/09/05

頼ちゃん

9
一気に読んでしまった。大人たちが隠している父の死の真相。いつかは言わなくてはと思いながら、自分も重いものを抱えているだけに言い出さない。でも子供はどんどん大きくなる。お互い言い合えてよかったな。2021/08/15

ねこ

8
ふたりの少年がこころにしまってきたものは重い。でも面と向かいあうために小さな「旅」にでる。それがサマークエスト。ゲームのようにはいかない。つまずいたり、転んだり、動けなくなったり。自分が子どもであることを思い知らされる。でも。最後に辿り着いた地点の、なんとやさしく、なんと爽やかなことよ。2021/06/08

エル

7
一夏の冒険は少年を成長させる。母やその友人たちが隠すヒロキの父親の死。父親が死んだ海を求めてヒロキは旅立つ。しかしそこは子ども。水分不足でふらふらになり、あわやというところで大人に助けらる。それでも実際に海を見て、写真を見て感じたもの。周りの大人たちが自殺ではないのか、自分が死なせたのではないのかと今でも苦しむなか、冒険して成長した子どものヒロキが大人たちの闇を祓った。まさにヒロキの旅はサマークエストだったのだろう。子どもは旅をすると強くなる。2022/07/18

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