出版社内容情報
楽しみにしていたアメリカ旅行なのに、 舞の心には、つめたい風がふいてばかり。 でも、たくさんの動物や植物でいっぱいの 「おしゃべり森」ですごす時間が、 こごえそうな心を少しずつあたためて…。
内容説明
楽しみにしていた夏休みの旅行。なのに舞の心には、つめたい風がふいてばかり。でも、アメリカでのたくさんの出会いと、にぎやかな「おしゃべり森」ですごす時間が、こごえそうな心を少しずつあたためて…。
著者等紹介
小手鞠るい[コデマリルイ]
1956年岡山県生まれ。やなせたかしが編集長をつとめた雑誌「詩とメルヘン」が主催する第7回サンリオ「詩とメルヘン賞」を受賞し、デビュー。『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)で2009年ボローニャ国際児童図書賞、『ある晴れた夏の朝』(偕成社)で第68回小学館児童出版文化賞など、受賞多数。1992年に渡米。1996年から現在までニューヨーク州ウッドストックに在住
長田恵子[オサダケイコ]
福岡県生まれ。絵本『ワハムとメセト~ふたごの国の物語』(かんげき屋)でデビュー。書籍、雑誌などのジャンルで活躍している。現在、茨城県つくば市にて、ゆたかな林のなかでのスケッチを楽しみながら生活している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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牛乳🐮
11
毎年恒例のアメリカへの家族旅行だけど今年はお母さんがいない。 もうすぐお母さんはイタリアへ単身赴任してしまう。 バラバラになる家族に不安を感じる舞の心情と、アメリカでの経験を通して家族のありかたについて考えが変わっていく様子がよく伝わってくる。2021/06/04
ふう
9
お母さんがイタリアへ行ってしまうことに心痛める舞の感情の描写が巧みで、読んでいて切なくなりました。色んな家族のかたちが自然に示されているのがよかったです。みんなで作るお話もすてき!2021/07/07
食パン
0
小22024/06/09
希咲(きさ)
0
穏やかで素敵な物語でした。「家族みんなで一緒に暮らしたい、お母さんと離れるのは寂しい」。そんな気持ちで辛かった舞ちゃんが、いとこ家族と過ごすうちに「距離が離れても家族は家族」と、ちょっぴり大人になる様子が丁寧に描かれていてほっこりしました。"お話のリレー"、楽しそうだなぁ!2021/05/10