出版社内容情報
ウトピア王国の学者は、少女のマッチをすべて買うのではなく、売る方法と工夫することのたいせつさを教えます。
こうして「マッチ売りの少女」は、自分の力で「マッチやの少女」となりました。
ウトピアおうこくシリーズ第3弾!
下敷きとなった世界名作を知らない子どもも、知っているおとなも楽しめる!
「道徳」の教材としても使える絵本!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papapapapal
31
あの悲しい『マッチ売りの少女』も、くすのきさんの手にかかればこんなに明るいお話に変身! 気の持ちようを変えて工夫を凝らせば、少女の悲しい運命はどんどん好転していく♪ 夢があって良い! でも今の時代、元ネタを知らない子どもたちも多いのかも…2022/01/12
anne@灯れ松明の火
28
遠い方の新着棚で。ネットギャリーで気になっていた。「マッチ売り」でなく、「マッチ屋」とはどういう意味だろう? 出だしは、アンデルセンの童話と同じだが、まったく展開が違う。なるほど、だから、「マッチ屋」なんだね。だからこそ、表紙のように明るく、元気いっぱいなんだ! 既成の童話から、オリジナルの話をつくるのも、面白い。絵は、澤野秋文さん。ウトピアおうこくシリーズの第3弾なのだそうだ。他の話も読んでみよう。2020/09/24
たまきら
24
あ!このお話、もしかしてあのくつやさんの?と借りたらシリーズ三弾目でした。マッチを売る貧しい少女が立派に起業し、すばらしい経営者となるまでのサクセスストーリーににっこり。娘は「ろくでなしのお父さんは?」とそんなところが気になっていたようです。…ははは。2020/12/05
ヒラP@ehon.gohon
18
「マッチ売りの少女」のイメージと、表紙の少女の明るい笑顔とのギャップに、不思議さを感じたのですが、強引なパロディの前には一言もありません。 マッチそのものにそれほど魅力は感じないのですが、高らかに少女の売るマッチの特長を聞いていると、購買意欲が湧いてくるのでしょう。 言われていることに怪しさを感じつつ、商売の仕方を考える絵本でした。2022/02/05
退院した雨巫女。
18
《図書館-新着》これシリーズものなんですね!マッチ売りの少女が、努力してお店をもつまで。やはり、ハッピーエンドはいい。2021/02/09