出版社内容情報
ーーいつ起こるかわからない。
いまこの一秒になにもなくても、次の一秒になにか起こるかもしれない。
じゃなかったら、そのまた次の一秒に。
アンナ・ウォルツ作『おいで、アラスカ!』(原題Alaska)は、12歳の少女パーケルと13歳の少年スフェンが主人公の物語です。ふたりが交互に、新学期の二週間のあいだに起こる出来事を語ります。そして、ふたりをつなぐものとして一匹のゴールデンレトリバー、アラスカが登場するのです。
パーケルは、子犬のときから飼っていたアラスカを手放さなくてならず、さらにそのあと家族に起こった事件を体験し、近い未来に対しての不安を抱えています。転校してきたスフェンにからかわれ、しかもアラスカの新しい飼い主だと知って、くやしくなります。
しかし、そのスフェンも1年前からてんかんの発作が起こるようになり、介助犬としてアラスカがやってきたものの、不安と絶望を感じているのです。
そんなスフェンの気持ちを知らないパーケルは、アラスカを取り戻そうと決心し、真夜中、スフェンの家にしのびこむのですが、そこから物語は二転、三転していきます……。
原作”ALASKA"は、2017年、オランダの児童文学賞・銀の石筆賞を受賞。
内容説明
子犬のときに飼っていたアラスカが、転校してきたスフェンの介助犬になっていた。それを知ったパーケルは真夜中、スフェンの部屋を訪ね、アラスカを連れ去ろうと計画するが…。
著者等紹介
ウォルツ,アンナ[ウォルツ,アンナ] [Woltz,Anna]
1981年、ロンドンに生まれ、オランダのデン・ハーグで育つ。15歳で学校生活のコラムをフォルクスクラント紙に連載し、注目を集めた。邦訳に『ぼくとテスの秘密の七日間』(第61回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)、『100時間の夜』(以上、フレーベル館)。『Gips(ギプス)』(未邦訳)で2016年に金の石筆賞(オランダの児童文学賞)、『おいで、アラスカ!』で2017年、銀の石筆賞を受賞
野坂悦子[ノザカエツコ]
1959年、東京に生まれる。1985年より5年間ヨーロッパに住み、今はオランダ語・英語・フランス語の子どもの本の翻訳を中心に活動している。2003年、『おじいちゃんわすれないよ』(金の星社)で第50回産経児童出版文化賞大賞を受賞。日本国際児童図書評議会(JBBY)理事、紙芝居文化の会海外統括委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
たまきら
かさお
わむう
kayo