出版社内容情報
新しい家になじめない女の子カロは白い壁にライオンを見つけ、1番目の友だちになります。ライオンはカロの心の象徴で…。
内容説明
ママとふたりであたらしいいえにひっこしてきたカロ。かべもてんじょうもドアもぜんぶまっしろないえにカロはひとりぼっちでした。「だれかといっしょにあそべたらいいのに」そのときカロのまえにあらわれたのは…?いつもいっしょにいてくれるからあしたは1歩ふみだせる。子どもの背中をそっと押してあげる絵本。
著者等紹介
ヘルモア,ジム[ヘルモア,ジム] [Helmore,Jim]
イギリスのロンドン在住の作家、デザイナー。子どもの本のキャラクターを商品化する会社に勤務しながら、絵本の文章を書く
ジョーンズ,リチャード[ジョーンズ,リチャード] [Jones,Richard]
イギリスのデボン州在住のイラストレーター、作家。エクセター中央図書館に10年ほど勤務した後、絵本の絵を描くようになる
福本友美子[フクモトユミコ]
公共図書館勤務を経て、現在は絵本・児童書の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
42
昨年の11月に福本友美子さんの講演を聞いた。福本さんはたくさんの外国の絵本を翻訳している方。公共図書館にお勤めされた経験もある。いかにも、福本さんが選びそうな内容の絵本だった。絵の雰囲気も好きだ。原題は『THE SNOW LION』で、邦題はやんわり意訳されている感じ。どちらも良いタイトルだと思う。2022/01/06
たまきら
39
うわあかわいい!色の組み合わせが絶妙です。真っ白い壁にライオンがにっこりしている絵にうっとりしました。これは原画が見た~い。…うちのアカトラがフローリングに転がっているとよく踏んじゃうんですが、これはこれで絵本の世界か…な…。2022/01/26
ヒラP@ehon.gohon
34
お母さんと二人だけの引っ越し、母子家庭ということが気になりました。 カロの心は閉ざされてしまいました。 そんなカロを、白いライオンが応援してくれます。 白いライオンは、何を象徴しているのでしょう。 見えるような、見えなくなるような、不思議な存在です。 ひょっとしたら、お父さんなのかな。2022/03/17
papapapapal
28
おかあさんとふたりで新しい街にやって来たカロ。不安いっぱいのカロの心に優しく寄り添い、その背中をふんわりと押してくれる白いライオンさん。 大切な誰かがいつもそばにいてくれるような、暖かい安心感をもらいました。 絵もお話も、めちゃくちゃ好き。2019/03/14
mntmt
26
優しいしろいライオンさん。そっと背中を押してくれる。大満足の絵本。しかし、タイトルをもう少しおしゃれにしてほしかったな。原題は、The Snow Lion。2018/10/04