ふしぎびっくり写真えほん<br> ぼくの先生は東京湾

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ふしぎびっくり写真えほん
ぼくの先生は東京湾

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  • サイズ A4判/ページ数 31p/高さ 22X28cm
  • 商品コード 9784577043042
  • NDC分類 E
  • Cコード C8745

内容説明

東京湾をまもる?それともよごす?東京湾のかんきょうをまもるために、ぼくたちができること。それを知ること。そして、水を流すときにちょっと考えること。写真家が38年間見てきた東京湾のすがた。

著者等紹介

中村征夫[ナカムライクオ]
1945年、秋田県昭和町(現・潟上市)生まれ。19歳のとき神奈川県真鶴岬で水中写真を撮るダイバーに出会い、独学で水中写真を始める。1977年東京湾にはじめて潜り、ヘドロの海でたくましく生きる生きものに感動、以降ライフワークとして取りくむ。海の環境問題に対して映像と文章で訴え、報道番組で生中継を担当するなど、「海の報道写真家」として活躍。さまざまなメディアを通して海の魅力や海をめぐる人々の営みを伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

87
東京湾の水中を撮影した写真絵本。決して美しい海の写真ではないのだが、ピンク色のハオコゼや、透明なユウレイボヤに隠れるアミメハギ、ツノナガコブシガニの求愛行動など、命豊かな海の姿をかいま見れる。1970年〜1980年代はほとんど死の海だったらしく、その頃の写真は、ヘドロが映るばかりのかなりひどい写真。その後、水質の改善活動が実を結び、生き物が戻りつつあるけれど、まだまだ、赤潮の発生など、課題は尽きない。東京湾を守っているのは、人間だけではない。ヘドロの中の生き物達が守っているのだ。2016/04/03

美登利

73
字も大きいから子供向けの絵本だと思いますが、大人も十分楽しめます。東京、神奈川、千葉県に住む人には身近だけど他の県民にはびっくりするかしら?でも最近は東京湾の海の中の生き物はテレビで紹介されることも多いから、皆知ってるのかな〜。東京湾に潜り写真を撮り続けて40年。中村さんの活動は現在を生きる私たちにとって本当に大切なことで、未来の子供たちに引き継いでいかなければならないですね。蛇口から豊富に出る水の有り難さに感謝すると共に、その使い方がどのように海に影響を及ぼすか皆が知るべきことであります。2021/08/31

かおりんご

22
写真絵本。身近な環境を考えるきっかけとして、提示したいと思って読む。夏休み明けに、読み聞かせてみようと思う。2022/08/02

みつばちい

20
東京湾が汚くて生き物もあまりいなかった頃から東京湾に潜って写真を撮っていた中村さん。汚い海の中でも卵を産んだ蟹が必死に子を守る姿を見て、東京湾を見捨ててはならないと決心し、美化に尽力したそう。今では水も綺麗になり様々な生き物が住む。だが、赤潮のせいで大量に生き物が死ぬ時もある。赤潮の発生には我々人間が深く関わっていることが分かりやすく描かれている。この本はぜひ多くの人に読んでほしい。中村さんは勤務校にも毎年講演に来てくれるけれど、ますます感銘を受けました。2018/09/06

ヒラP@ehon.gohon

12
東京湾の海を写し続けてきた中村さんが、いろんな事を教えてくれました。 かつて工場排水や廃棄物などで汚された海は、意外にも様々な規制できれいになってきているのですね。 でも、生き物たちは減って来ている。 それは生活排水に含まれる栄養素が赤潮を引き起こすプランクトンを増殖させ過ぎて、魚たちの生息しにくい環境にしてしまっているのだと学びました。 自分たちの意識で、東京湾の海をきれいにできるのだと、子どもたちに伝えたいですね。 写真は貴重な教材です。2015/10/15

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