目次
歴史のなかの名字(ぼくの祖先は武士だった!?;名字と歴史の楽しみ方;名字のはじまりと広がり)
名字はこうして生まれた(西からはじまった発展;400年ごろ 一族ごとに同じ姓を名乗った!;200年~600年ごろ このころに起こったことは?力をもった豪族たちが「くに」をつくっていく;天皇から姓をいただきました!;このころに起こったことは?天皇を中心とした国づくりが進む;気づくと、まわりはほぼ「藤原」!;このころに起こったことは?天皇にかわって貴族が政治を行う)
広がっていく名字(遠くの土地へ名字を運ぶ;900年ごろ 地方に行った役人が地名を名字に!;900年~1000年ごろ このころに起こったことは?未開の地をひらき、荘園が広がっていく;武士といえば「源」か「平」!;このころに起こったことは?藤原氏全盛の時代と武士の発達;武士の移動で名字がシャッフル!;このころに起こったことは?藤原氏が立場を失い、武士が政治を行う)
著者等紹介
森岡浩[モリオカヒロシ]
1961年高知県生まれ。姓氏研究家。早稲田大学政経学部卒業。学生時代から独学で名字の研究をはじめる。長い歴史をもち、不明なことも多い名字の世界を、歴史学や地名学、民俗学などさまざまな分野からの多角的なアプローチで追求し、文献だけにとらわれない実証的研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アナクマ
27
シリーズ3巻では、名字が生まれた理由と全国拡散した歴史を紹介。平安時代に藤原“姓”が増えすぎたから名字ができて、鎌倉・江戸期の武士移動で名字も大移動。ざっくり読みだから姓と名字の違いはよくわからず。で、明治になって戸籍がつくられたとき、姓・名字・屋号のどれかを選んだと。◉いや〜、これ子ども向けの本? すごく字が多い。簡単に説明するって簡単なことじゃないよね。「東」「南」姓より、「西」「北」姓が多い理由。領主の家から見てホニャララ…、という説は面白かったです。2022/05/14
あ
0
ごくごく一部の特権だった名字は戦国、江戸を経て徐々に庶民にも広がり、ついには必須のものとなる。それを低学年にも分かりやすくした本。オールカラー2014/11/15