内容説明
みえはひっこみじあんな女の子。学校でコウノトリの伝説を教えてもらった日、帰り道の田んぼでコウノトリの「声」を聞きます。その日から、みえの奮闘がはじまりました―。むかし、ぼくたちはこうして自由に空をとんで、人間となかよくくらしていたんだよ。鳴けない「コウノトリ」の声に耳をかたむけた女の子が始めた取り組みとは…?巻末に、英語対訳付き。
著者等紹介
池田啓[イケダヒロシ]
1950年山口県生まれ。兵庫県立大学大学院教授。1973年九州大学理学部生物学科卒業、1979年九州大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。1984年文化庁文化財調査官。天然記念物の指定や保護を担当。1999年より兵庫県立コウノトリの郷公園研究部長として、コウノトリの野生復帰事業を推進する。専門は動物生態学、保全生物学
永田萠[ナガタモエ]
色彩豊かな作風と独特の技法で「カラーインクの魔術師」と呼ばれる。花と妖精をテーマにしたファンタジックな作品で知られ、絵本の挿画からコマーシャルアートまで、手がける分野は幅広い。定期的な国内巡回展の他に、デンマーク、フランス、台湾でも作品展を開催している。1987年に『花待月(はなまちづき)に』(偕成社)でボローニャ国際児童図書展青少年部門グラフィック賞を受賞。京都市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しーやん
4
訪れた城崎温泉の宿にありました。コウノトリ伝説で始まり、主人公を通して共生の大切さを伝える作品。コウノトリが鳴かないこと、初めて知りました。永田萌さんのイラストも素敵。2018/03/02
こどもふみちゃん
2
なぜコウノトリは鳴かないのか?そのコウノトリの言い伝え。4・5・6・7・8歳向け。2011/08/29
メルセ・ひすい
1
14- 赤43 人間と生き物が共生する素晴らしさを描く物語。みえはひっこみじあんな女の子 学校でコウノトリの伝説を 教えてもらった日、帰り道の田んぼで コウノトリの「声」を聞きます。 その日から、みえ の奮闘がはじまる… 2011/01/21