エルネスト―たびするいぬのものがたり

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 31cm
  • 商品コード 9784577037546
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

内容説明

生まれた時から、同じ街で決まりきった毎日をすごす犬のエルネストには、友だちがいません。ところがある日、謎の絵はがきをうけとって…。その日から、エルネストの世界をめぐる旅がはじまります。ボローニャ国際絵本原画展2008年度入賞。ヨッヘン・シュトゥーアマン、はじめての絵本。

著者等紹介

シュトゥーアマン,ヨッヘン[シュトゥーアマン,ヨッヘン][Stuhrmann,Jochen]
1976年生まれ。ハンブルクの芸術大学でイラストレーションを学ぶ。イラストレーターとして「シュテルン」誌ほか、さまざまな雑誌で掲載される。『エルネスト』で絵本デビューするや各国で翻訳され、話題を呼ぶ。その後ボローニャ国際原画展で新人賞を受賞するなど、世界から注目されるアーティストである

関口裕昭[セキグチヒロアキ]
1964年、大阪府生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。在学中、ドイツのゲッティンゲン大学に留学。最近のドイツ文化全般に深い興味を持ち、紹介に努めている。現在、明治大学情報コミュニケーション学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masa@レビューお休み中

102
ある日、犬のエルネストがソファに座っていると1枚のはがきが届きます。しかし、そのはがきには見たことがない文字が書かれているのです。はがきの意味を知るべく郵便局に行くのですが…。エルネストに起きた話は、ドラマチックすぎて現実には起こらないかもしれません。でも、エルネストの物語はある意味真実なのではないかと思うのです。退屈な毎日を過ごすも、刺激的な毎日を過ごすのも自分次第であること。今を受け入れることも大切だけど、一歩進んで、行動をすることで、新しい世界が見えるかもしれないなと思いましたね。2014/06/29

とよぽん

43
犬がどこへどのように旅をするのか、と惹きつけられて。表紙の絵も何だかウキウキする船旅のよう。エルネストに届いた一枚の絵はがきが、一匹の犬を広い世界へいざなう。物語もよかったし、絵がユーモアにあふれ、知的でとても魅力的だった。作者の絵本デビュー作とのこと。ボローニャ国際原画展で新人賞を受賞するなど、世界的に注目される絵本作家。「はだかのサイ」もこの作者による絵と知った。2023/10/20

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

24
決まりきった毎日を過ごし、生まれ育った街から一歩も外に出たことのない犬のエルネストには友達がいません。しかしそんなエルネストの元に1枚の絵ハガキが届き・・。絵ハガキの送り主を探す旅に出たエルネスト。これまで生活パターンを崩したことのなかったエルネストにとっては、それだけでも大きな心境の変化です。旅を無事終えてふと我に返ったシーンには、エルネストの寂しさが読み手である私にも伝わってきました。最後はほっこり胸が温まるお話にまとめてくれて安心しました。航空便が伝書ハトというのも面白かったです。★★★★2011/11/04

mntmt

23
最近、絵はがきを出したり、受け取ったりしなくなったな〜。じっくり見てしまう、不思議な味わいの絵です。2016/02/22

あおい

21
エルネストに突然届いた1枚の絵葉書。差出人に心当たりがない彼は手がかりを求めて生まれて初めて旅をします。あたたかい気持ちで読み終えました。でてくる動物も個性的でじっくり見ると色々面白いです。2016/05/21

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