内容説明
時は、西暦一六〇九年。今をさること四百年前。徳川家康が江戸に幕府を開いて、まもないころ。日本の商人たちが、めずらしい品物をもとめて、異国の地へ旅していた時代のお話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
71
九州国立博物館の絵本⑧朱印船貿易の絵巻物にセリフを付けて絵本にしたもの。『朱印船交趾(コーチ)渡航図巻』は、江戸時代前期の日本とベトナムの交易の様子が描かれている▽博多屋新九郎(はかやたしんくろう)が九州の港を出発し、交趾(コーチ)に向かう。交趾のホイアンには日本町があり賑わっている。ホイアンの領主に挨拶し、船を借りて大商人の館に行く。新九郎はゾウを買い付けにきたらしい▽物語の舞台ベトナム、ホイアンの現地について写真付き解説あり。朱印船貿易関係図あり。2024/02/13
yomineko@ヴィタリにゃん
59
読み友様からのご紹介本です📙帆掛け船に乗って異国へ買い付け。オシャレ過ぎる行動!博多屋新九郎が目指すは遥か彼方の南の国。舞台はベトナム。ホイアン(会安)。朱印船船絵巻。1408年日本に像が初来日🐘1597年にはマニラ在住スペイン人総督から秀吉にも象が献上された。2024/02/28
明るい表通りで🎶
38
時は、西暦1609年。今を去ること400年前。徳川家康が江戸に幕府を開いて間もない頃。日本の商人たちが、珍しい品物を求めて、異国の地は旅したお話。商人、博多屋根新九郎が、遠い南の国、交跡(コーチ、今のベトナム、ホイアン)で像を買い入れた。2025/05/12
マツユキ
15
きゅーはく、九州国立博物館による、朱印船絵巻の絵本。江戸時代の貿易の様子が分かって、面白いです。セリフも良い。2022/08/17
ごへいもち
10
九博、いい仕事2023/07/16