著者等紹介
井上洋介[イノウエヨウスケ]
1931年、東京に生まれる。武蔵野美術学校西洋画科卒業。小学館絵画賞、講談社出版文化賞絵本賞、日本絵本賞大賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のっち♬
123
もし日常の様々な場所に穴が空いたら?青空に、靴の底に、月に、電信柱に、こうもり傘に、食卓に…数々の穴は単に迷惑で侮れないだけではなく、何の法則性も突拍子もなくて実にシュール。リズミカルな文章にのって次はどこに空くのだろうと毎ページ毎ページマジックショウのようなスリルで読者を魅了する。それとコントラストをなすように町工場、商店、電車、自動車、道路などの背景は日常感と緩やかな時間感覚に満ち、シュールさを引き立てている。最後は帽子に穴が空いて草が生い茂った禿頭が飛び立つという突拍子のない井上ワールド全開の作品。2024/03/13
mug
53
空、靴、スプーンなど、色々なものにアナボコがあいたらどうなる?ストーリー性はなく、それぞれの発想を楽しめる絵本。子どもたちのツボは“電車”。乗客の表情がまた、笑いを誘う😁2021/02/24
ヒラP@ehon.gohon
20
井上洋介さんのナンセンス絵本は、どれもこだわりに徹しているように思えます。 この絵本では、様々なものにアナボコをあけたらどうなるか、真剣に取り組んでいるように思います。 ありえないから笑えるナンセンスでしょうか。 本当にアナボコがあいてしまったら、笑うどころではありません。 いろいろ考えている時、ひょっとしたら頭にアナボコがあいているかも知れません。2024/03/30
アクビちゃん@新潮部😻
17
【図書館】色々な物にアナボコが空いたら?の空想世界。とんかちは笑えるけど、電車は怖い!怖い!仕掛け絵本と、勝手に思っていたのですが、違いました(^_^;)2015/06/24
麦焼酎(ミユキ)
16
娘が保育園より、何回か借りてきてる絵本。絵的にも娘が好きな感じではないと思うのだが、アナボコが単純に面白いのか笑って聞いてくれます。2016/01/31