内容説明
ふたたびそらをとぶことをゆめみた、ゆうびんひこうきこうのとりごうのおはなし。国際アンデルセン賞を受賞したドイツを代表する児童文学作家ジェームス・クリュスがおくる―半世紀もの間、ドイツで愛され続けている絵本です。
著者等紹介
クリュス,ジェームス[クリュス,ジェームス][Kr¨uss,James]
1926年、ドイツ・ヘルゴラント島生まれ。戦後のドイツ語圏で人気のある児童文学作家のひとり。1960年ドイツ児童文学賞、1968年国際アンデルセン賞受賞。1997年没
シュティッヒ,リーズル[シュティッヒ,リーズル][Stich,Lisl]
1913年、ドイツ・バイエルン州生まれ。ニュルンベルク、ベルリンの美術学校で学んだのち、絵本、新聞の風刺画、本の挿絵等の画家として活躍。2000年没
はたさわゆうこ[ハタサワユウコ]
畑澤裕子。1992年、上智大学大学院文学部ドイツ文学科博士後期課程修了。専門はドイツメルヘン文学研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たーちゃん
24
古くなってガレージに入れられっぱなしの郵便飛行機。また空を飛びたくなり自ら飛び出します。空を飛ぶ場面は息子も身を乗り出して絵を見ていました。飛ぶ姿って気持ちいいですもんね。2020/11/15
Willie the Wildcat
22
昔には昔の良さがある。不便さに垣間見る生活感かなぁ。どうにも『やえもん』を彷彿。トラブルは起こさなかったけど・・・。郵便局長に任命で、赤色から黄色に!?何故黄色かは、著者のお国柄だった~。(笑)絵は、USの60年代のコミック調。皆が空を見上げる場面が印象的。明るく、楽しい笑顔に溢れる。”シンボル”なんだろうなぁ。こんな飛行機で郵便が届くのであれば、より楽しみが増えるかも!2014/03/02
遠い日
11
昔年の活躍が忘れられない郵便飛行機こうのとり号。大空をもう一度飛んで、仕事をしたいという望みに捕われる。リズムのいいことばは、声の抑揚のように紙面に踊る。まだまだ働けるという自信を取り戻したこうのとり号。平和で明るい物語にきっと読み手は勇気をもらう。2015/02/01
いろ
5
引退?した真っ赤な郵便飛行機「コウノトリ号」だけど,まだまだ飛びたい!倉庫を抜け出して空を飛ぶと…というお話。カラフルな色使いの絵,リズムよい文章と,踊るように波打つ文字たちが楽しくて,5歳男児のウケもまあまあ。どうして引退していたのか?お母さん(私)的にはちょっぴり気になる。引退したものの,住民の人気は抜群だったので,村長の「郵便局長に任命する!」の一声で復活を遂げる様子は,身近にもよくありそうな,ほのぼのしたお話だな^^2013/05/31
刹那
4
うたうように、読み聞かせ~★2012/12/25