内容説明
ぼくがかいたてんしが、えからでてきていったんだ。「つばさをちょうだい」って…。2003年ウィーン児童文学賞受賞作品。
著者等紹介
ヤーニッシュ,ハインツ[ヤーニッシュ,ハインツ][Janisch,Heinz]
オーストリア生まれ。絵本、詩、物語など、おとなと子どものための本を数々執筆し、これまでにオーストリア児童文学賞、ウィーン児童文学賞をはじめ、数々の文学賞を受賞
ソーガンツィ,ゼルダ・マルリン[ソーガンツィ,ゼルダマルリン][Soganci,Selda Marlin]
ドイツ生まれ。イラストレーター、グラフィック・デザイナー。絵本のほか、雑誌をはじめさまざまなイラストを手がけ、児童演劇にも従事
中村智子[ナカムラトモコ]
神奈川県生まれ。ドイツ語圏の児童文学を中心に、さまざまな分野の書籍紹介にとりくんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mntmt
25
想像力があれば、翼もこんなに!絵も綺麗。2016/11/17
山田太郎
15
外国のやつはなんか違和感あるけど、そこがまたいいのかと。2011/12/22
マツユキ
11
表紙の女の子に惹か、借りました。 男の子が描いていた天使が動きだし、いつもと違う翼が良いと言い…。 天使だったのか! こんな翼もあるんだ。美しく、ユニークで、ページをめくる度に、ドキドキ。最後がシンプルなのも、良いです。2020/09/05
Cinejazz
9
〝ぼくが描いた天使が、絵から出てきて言った 「翼をちょうだい」って…〟自分で描いた女の子の背中に翼をつけてあげて、一緒になって空を駆け巡る、そのおおらかさよ! 2003年ウィーン児童文学賞受賞作品(再読)🐣2023/09/07
Cinejazz
8
ぼくが庭で天使の絵を書いていると、天使が喋りだした・・・「ありがとう 綺麗ね。でも、いつもと違う翼にして。 あの白い羽は嫌なの」 「どうして?」「大きすぎて困るの。それにいつも同じじゃつまらないでしよ。見たことのないのがいいな。新しい翼をちょうだい」・・・ぼくは色んな翼を書いた、波の翼、草、硝子、光、花、雪、影絵、文字、紙の翼を・・・ぼくは天使の顔をじっと見つめて<ソバカスのついた翼>をプレゼントした。「ありがとう、気に入った! 今度はあなたの番よ、お散歩しましょ」・・・ぼくと天使は、空を飛んだ・・・。2022/09/19