内容説明
むかしむかしの虫。人のからだのなかの虫。ゆかいな虫たちといっしょにはらのはらっぱを探検してみませんか。
著者等紹介
ビナード,アーサー[ビナード,アーサー][Binard,Arthur]
1967年、米国ミシガン州生まれ。詩人。コルゲート大学で英米文学を学び、卒業と同時に来日、日本語での詩作を始める。2001年、詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞、2005年、『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞を受賞
長野仁[ナガノヒトシ]
1968年、埼玉県生まれ。鍼灸師。明治鍼灸大学大学院博士課程中退後、鍼灸鴻仁(はりきゅうこうじん)開業のかたわら、和方鍼灸友の会を主宰して後進を育成、NHK教育テレビで「ツボエクササイズ」の普及に努める。現在、森ノ宮医療学園はりきゅうミュージアム研究員、北里研究所東洋医学総合研究所客員研究員として鍼灸の歴史研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
14
十六世紀に書かれた医学書では、体の中にいろいろな虫がいるとされていました。 その虫たちの得たいの知れない想像図が、ちょっとエグいです。 これでは、腹の虫の居どころが悪いと、気持ちも落ち着かないですね。 不思議な感覚で読みました。2020/07/02
おはなし会 芽ぶっく
10
身体の中にいる虫や、虫に例えられる言葉(弱虫・泣き虫など)、小さめの本ですが是非読んで、みんなに手にとってもらいたい本です。小さい子なら自分の体にこんな虫いるのかも?と思っちゃいそうですね(笑)2019/05/26
遠い日
6
九州国立博物館所蔵の『針聞書』。16世紀中頃に書かれた医学書で、4部構成。この絵本では、主に第3部の、病気の原因である寄生虫を想像して描いた63種の虫の図と体内居場所、特徴、治療法などをもとに、アーサー・ビナード氏のやさしいことばで解説する。虫の姿は想像ゆえ、ユニークで意外にかわいかったりする。人間の腹のなかに宿り、わたしたちの気分や行動に影響を及ぼすと考えられていた「虫」。日本文化に馴染み深いものというのが頷ける。虫の知らせ、虫酸が走る、本の虫等々。虫のキャラクターグッズも販売しているらしい。2013/03/17
M78に行きたい雨巫女。
6
本当に腹の虫のはなし。キモカワイイ。2011/01/28
shizuca
4
おもしろかった。さらに二歳の娘がとても気に入ってなんどもなんども読みました。2018/10/31