著者等紹介
カラス,G.ブライアン[カラス,G.ブライアン][Karas,G.Brian]
絵本に『おしゃべりくれよん』(ほるぷ出版)『むしゃ!むしゃ!むしゃ!マグリーリさんとはらぺこウサギ』(BL出版)など。ニューヨーク在住
くどうなおこ[クドウナオコ]
産経児童出版文化賞、芸術選奨文部大臣新人賞、巌谷小波文芸賞など受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
52
ぼくはうみ。もうすぐ、ぼくの日。ふしぎいっぱいのうみのしくみを詩のような文にのせ、寄せてはかえす波のようにかたる絵本。2022/07/16
ヒラP@ehon.gohon
15
海の自然、海の神秘を、海自身に語らせている不思議な本です。 オリジナルは低学年向けの科学絵本だったと思うのですが、工藤さんの日本人向けアレンジで対象年齢を引き上げているように思います。 表裏の表紙裏に加えられた海にまつわる唱歌や和歌、絵本の中で描かれている詩の断片が、私の目を止めてしまいました。 原作はどのようになっているのでしょう。2018/05/18
mntmt
14
海が語ってくれる海のことを。大きな絵本で海の絵が楽しめた。原題:Atlantic2016/01/07
Cinejazz
12
「ぼくは海だよ」浜辺に寄せる青い水、見渡す限り煌めく波、そこから生まれる霧や嵐、そしてしょっぱい匂いまで、みんなみんな、ぼくなんだ ・・・ 絵を描く人たちが、海の姿をいろんな “いろ” を使って見せてくれると、ぼくは愉しい。詩を書く人たちが、海の心をいろんな “ことば” で伝えてくれると、ぼくは嬉しい・・・カモメは海に歌いかけ、浜辺の砂や石ころたちも、寄せては返す波にあわせて “カラコロ・コロン” と歌ってる。貝殻の中から僕の声、サラサラこぼれ、きみの耳に囁きかける「ぼくは海だよ」・・・。2024/07/06
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
海自らが誌的に自分を語っている。スケールの大きい絵が、情感をうむ。2023/04/01