内容説明
2000年7月3日、上野動物園で、絶滅の危機にひんしているニシローランドゴリラの赤ちゃんが誕生しました。上野動物園でゴリラの繁殖に成功したのは、今回がはじめて。これまで、多くの人たちが、地道に努力をつづけながら、ゴリラの繁殖をめざし、奮闘してきました。20年以上にわたり、上野動物園でゴリラを飼育してきた著者が、はじめてのゴリラとの出会いから、待望の赤ちゃん、モモタロウ誕生までを、愛情たっぷりにつづりました。
目次
赤ちゃんが生まれた!
サルにあこがれて
今日からゴリラの飼育係
やっとゴリラにみとめられる
ゴリラの繁殖作戦
チンパンジーのお母さんになる
世界のゴリラに会いにいく
ズーストック計画はじまる
ゴリラ、ぞくぞく集結
なやめるゴリラ関係
さようならブルブル
イギリスからきたビジュの活躍
モモコがママに大変身
あらたな夢にむかって
著者等紹介
黒鳥英俊[クロトリヒデトシ]
1952年生まれ。18歳まで北海道函館市で育つ。高校時代にカニクイザルを飼った経験が、その後の人生の方向を決定づける。茨城大学農学部畜産学科から、千葉大学大学院に進み、繁殖生理学を学ぶ。卒業後、1978年に東京都恩賜上野動物園に勤務。1980年より、ゴリラを中心に、類人猿の飼育を20年にわたって手がける。とくに、繁殖には力を入れ、今回、長年にわたる大勢のスタッフとの努力が実り、ようやくゴリラの繁殖に成功。また、1988年以来、海外の動物園を数多く視察し、欧米の飼育技術を学ぶ。これまでに飼育を手がけたゴリラは、のべ16頭におよぶ。なぜか、ゴリラに気に入られ、多くのゴリラから信頼を集めている。2001年4月からは、東京都葛西臨海水族園に異動。毎日、ペンギンや海鳥の世話におわれている
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