内容説明
島田酒店の看板娘は、ふたごの小学生の、真秀と真澄。どちらも個性豊かな女の子と思って読みすすめていくと、思いがけない事実が…。小学校に入学する直前の、かなしい事故の記憶。主人公の女の子の複雑な心理と、いろいろな人間関係をあつかっていながら、さわやかな読後感が味わえるお話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
杏子
13
勤務校にもあるこの本は全く目立ってなくて、誰からも借りられてなかった本でした。今回、気になって私が読んでみましたが、最初の出だしから引き込まれ、すぐに読めました。途中で、あれ?と思ったら、やっぱりそうでした。ありがちかもしれないけど、阪神大震災からまだ3年ぐらいの時期だったからよかったのかも?それにしても、私もてっきりそこで、と思ったらもっと前のことで。でもそうだとしたら、かなり長いことってことになるので、重かったろうねと思う。 ちょっと気になること。文中に2回ほど小学生なのに飲酒するシーンが出てくる?2017/07/30