やさしいおおかみ

やさしいおおかみ

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  • サイズ A4判/ページ数 31p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784577005194
  • NDC分類 E

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

156
おおかみをこわいと思うのかい。そんなふうに決めてしまうもんじゃない。いいかね、こころのやさしいおおかみもいるんだよ。…そんなにこわい顔をしてたら、みんな離れていっちゃうよ。それに楽しくないだろう。そのことに気づいたおおかみは、そこに花が咲き、仲間がいることを知り、共存の大切さに気づきます。…絵本に描かれる狼は、総じて強く怖い印象があるけれど、この自然界を保ってくれている。必要なもの以外は過剰に求めず、別に特別な存在ではなく、皆と同じ生態系の一員。ヒトもそのことを忘れないように、自然の中に足を踏み入れよう。2022/02/20

140
幼い頃からオオカミが大好きな僕だけど、こんな可愛い顔したオオカミは本当は好きじゃないのだが(笑)お話はとても良かった。昔から大抵の童話や絵本で悪者扱いされ恐れられてきたオオカミが、この絵本の中では花を摘み果実を食べ、性格も優しいのにみんなから嫌われている..そこから始まるお話。外見や先入観、固定観念で決め付けてはいけない。差別せずに敬遠せずに、もっと近づいて中身を知ってご覧?オオカミにだって良い者はいる。そして普段知識人ぶってるような者の中にもとんでもない者がいる。そう訴えてくる絵本だった。2014/04/24

モリー

81
誰が決めたか知らないけれど、男の子なんだからとか、女の子でしょ…という言葉によって作られた固定観念に、私たちは自分を無理矢理当て嵌めようとしてきたのではないでしょうか。過去の誰かが決めた○○は△△であるべきだという姿は、これから先もそのままで良いのでしょうか。フクロウはオオカミにけしかけます。誰かに優しくしてもいいんじゃないかと。オオカミはそれは良いと思い、生き方をすっかり変えてしまいました。自分が納得のいく生き方であれば、誰が何と言おうと気にすることはありません。優しいオオカミがいたっていいじゃない。2022/02/20

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

57
読み友さんのレビューに惹かれて手にとった1冊。この絵本は、おじいさんが孫に聞かせてくれた話。「おおかみ」と言えば、一般的には、悪者のイメージ。そしてうさぎは弱虫できつねはずる賢く、ふくろうは物知り。それがこの絵本では人を助けてくれるやさしいオオカミが登場。先入観で物事を見てはいけないということを教えてくれている。奥が深いなあ。2021/05/30

Natsuki

47
お話を書いてる人、『ラ·タ·タ·タム』を書いてる人なんですね。図書館本とはいえ、ずいぶん年季が入ってる絵本だと思ったら、日本語版の初版が昭和58年でした。何も知らずにこの絵本を読んでいたら、むしろ今の時代のお話だと思ったかもしれません。「おおかみは すごく こわい どうぶつ」だとばかり思っていたけれど、それは固定観念にとらわれているだけかもしれない。2024/02/03

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